2019-03-25 14:00:00 +0900
【お役立ち情報】犬にチョコレートは危険!?食べてしまったときの症状と対処法 人だったら、とっても疲れている時やハイキング時の非常食、お誕生日やクリスマスなど、食べる機会が多い「チョコレート」。
でもこのチョコレート、犬達にとっては、とっても危険という話はどこかで聞いたことがある、という飼い主さんは多いのではないでしょうか?
でも何でチョコレートが犬にとって危険なのかまで知っている飼い主さんは少ないと思います。
そこで、今回はどうして犬にチョコを与えるのがダメなのかをテーマにしてお話させていただきたいと思います。



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☆目次☆
1、犬にチョコレートを与えてはいけない理由とは?
2、チョコレート中毒の主な症状
3、犬が中毒症状を起こすチョコレートの量
4、チョコレートを食べてしまったときの対処法

犬にチョコレートを与えてはいけない理由とは?

...☆チョコレートは犬に与えてはいけない食べ物

『犬はチョコレートを食べると中毒症状を起こすことがある』

みなさんは、本やテレビ、インターネットなどで一度は目にしたことがある言葉だと思います。
「チョコレート中毒」と言われる症状は、その子によって様々ですが場合によっては命の危険もある非常に怖い中毒です。

☆チョコレートが危険な理由
【カカオに含まれる成分】

チョコレートの主成分である“カカオ”に含まれる「テオブロミン」が原因で、この成分が犬の中枢神経や心臓へ作用すると言われています。

【犬の分解能力の低さ】

テオブロミンは実は人間にも同じ作用を与えますが、人間は体内の消化・分解能力が高いため、害がありません。

ところが、犬たちはテオブロミンを分解・排出する機能が低く、排出に時間がかかるため重篤な中毒症状を起こしてしまう事があるのです。

【チョコレートを含む食べ物にも注意!!】

チョコレート単体だけではなく、カカオを含む食べ物にも気を付けましょう。例えばココアや焼き菓子、アイスクリームなど。

「うちの子がほしそうにしているから・・・」と思ってしまいますが、そこは愛犬のためにはなりません。辛いですが、ぐっと我慢しましょう。

 

チョコレート中毒の主な症状

...☆初期症状(一例)

・落ち着きが無い
・興奮している
・吠える
・口渇(こうかつ)※口の中が渇き、水を欲しがる
・嘔吐
・下痢


☆神経障害を含む重篤な症状

・痙攣
・硬直
・運動失調
・発作

☆すぐに治療すべき危険な症状

・脈や呼吸が早くなる
・高熱、不整脈、失神
・突然死に至る可能性も。

☆症状が出るまでの時間

チョコレートを摂取してから症状が出るまでは、およそ6時間~12時間と言われていますが、もっと早く症状が出る場合もありますし、もっと遅く症状が出る場合もあります。

また、中毒症状は食べたチョコレートの量や種類、犬の体重によっても左右されます。

犬が中毒症状を起こすチョコレートの量

...☆チョコレートの種類とテオブロビンの含有量

チョコレートの種類によって、テオブロミンの含有量は異なります。
基本的には「カカオの含有量=テオブロミンの含有量」です。

なので、ミルクチョコレートよりはカカオの含有量が多いビターチョコレートの方が危険といえます。また、最近では健康やダイエットに良いと話題の高カカオチョコレートは、通常のチョコレートよりもカカオ含有量が多いため、危険度は高まります。

愛犬が拾い食いしやすい飼い主さんのカバンの中や、愛犬がが届くような位置にはチョコレートは置かないように注意しましょう。

☆一般的なチョコレート中毒の目安
体重1kgあたり、50mg~100mgで中毒症状が起こると言われています。
また、体重1kgあたり250mg以上のテオブロビンで死に至ると言われています。

☆危険なチョコレートの目安量(板チョコで換算)

【体重5kgの小型犬の場合】

・ミルクチョコレート約2枚
・ビターチョコレート約2/3枚

【体重15kgの中型犬の場合】
・ミルクチョコレート約6枚
・ビターチョコレート約2枚

【体重30kgの大型犬の場合】
・ミルクチョコレート約11枚
・ビターチョコレート約4枚

※板チョコ1枚=60gとして計算

☆欠片を食べた程度では、中毒症状が出ることは少ないと言われていますが、個体差があるので少量だとしてもその子によっては中毒を起こす場合もあります。

念の為、まずは獣医師に相談し、「様子を見てください」と指示があった場合には、1日だけではなく数日間注意して愛犬の様子を観察しましょう。


チョコレートを食べてしまった時の対処法

...☆食べてしまったチョコレートを把握する。
「チョコレート、食べちゃった!」と発見した時は誰でも焦ってしまうと思います。ですが、ここは飼い主さんの冷静な判断も必要になってきますので、まずは深呼吸をして落ち着きましょう。

その後、起こす行動はまず「状況を把握する」ことです。

目を離した隙にチョコレートを食べてしまった場合は、

・どの種類のチョコレートだったか
・どの位の量を食べてしまったのか

こちらを確認します。

☆中毒症状が出ていないかどうか確認をする

・初期症状の下痢や嘔吐などが無いか
・普段と何か様子が違うところは無いか

少しでも症状がある場合には獣医師にまず相談しましょう。

☆動物病院でできる治療

主にできるだけ吐かせる、胃洗浄をする、点滴をするなどの間接的な治療になります。
テオブロビンを中和させる解毒剤のような薬はありません。

しばらくしてから症状が出る場合もあるので、できるだけの治療をして様子を見る事もあります。
または、場合によっては入院することもあります。

 

飼い主さんには「この食材は食べて大丈夫、この食材は食べてはダメ」というのがわかっていますが、愛犬達にはわかりません。特にいたずら好きな子犬の頃は、「食べたい」というより「いたずら」でチョコレートなどのお菓子を食べてしまう子も少なくありません。

中にはパッケージごと食べてしまう子もいます。そうなると、チョコレートだけではなく、パッケージの誤飲も重なり、治療がさらに難しくなってきます。

また、ニオイに敏感な子は、飼い主さんのカバンの中にあるチョコレートなどを、カバンを壊してまで取ろうとする子もいるため、「まさか」と思っても、危険なものは愛犬が届かない場所に置くか、しっかりとしまっておきましょう。

...

ちなみに、猫も犬達同様、チョコレートを食べると中毒を起こしますので、猫も一緒に暮らしている場合は更に注意しましょう。特に、猫の方が高い場所まで届いてしまい、手も器用なので狭いところでも手を伸ばして取ってしまう場合が多ので、しっかりとしまっておきましょう!

written by misato ezura



 

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