犬が1日に必要なカロリーとは?計算方法と必要なフードの目安

「少しダイエットしましょう」なんて、獣医さんに言われてしまった時には特に、主食だけでは無くおやつもパッケージの裏に記載されたカロリーを気にされる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は少しこの「カロリー」についてお話ししたいと思います。
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☆目次☆
1、犬のカロリー計算の大切さ
2、犬が1日に必要なカロリーの計算方法
3、犬に合わせて必要カロリーを調整する
4、必要カロリーから計算するおやつの目安
犬のカロリー計算の大切さ

必要カロリー:生きていく上で必要な毎日のエネルギー量
摂取カロリー:実際に摂取しているエネルギー量
摂取カロリー:実際に摂取しているエネルギー量
人と同じように、愛犬達も摂取カロリーが必要なカロリーを上回ると肥満に繋がります。よって、愛犬が一日に必要なカロリーを知ることで、適切な給餌量を把握でき、体重のコントロールがしやすくなります。
☆犬種や体重などではカロリーは計れない
犬種やサイズによって適正体重は公開されていますが、同じ犬種でも骨格が違く大きさが違いますし、運動量もそれぞれです。また、人でも同じ身長なのに同じ量ご飯を食べても体重が増える人と増えない人がいるように、愛犬達も適正体重だけではご飯の量は測れないものです。

まず、うちの子にどれだけあげれば良いだろう?という目安として見るのが、フードパッケージの裏に書いてある、体重とフード量の表ですね。表を参考に愛犬に毎日食事をあげていて、「ドッグフードに記載されている通りあげているのに全然体重が増えない」「表の通りにあげているのにちょっと太り過ぎって言われてしまった」という経験はありませんか?
パッケージの裏に書いてある量で、適正体重が保たれている場合は、給餌量を変えなくても良いですが、もし適正体重では無かった場合、ご飯の量を調節する必要があります。
犬が1日に必要なカロリーの計算方法(計算式)
こちらも個体差がありますので、あくまで参考値です。
☆安静時エネルギー要求量(RER)とは?
生きているだけで必要とするエネルギー(基礎代謝量)
まずは電卓を用意しましょう。
体重を3乗し、その値の平方根を求め、70を掛ける。
電卓で計算すると・・・
1、愛犬の体重を3乗する。(体重×体重×体重)
2、ルート(√)を2回押す。
3、1・2の答えに70を掛ける。
2、ルート(√)を2回押す。
3、1・2の答えに70を掛ける。

犬の成長具合や避妊・去勢などに応じた数値
生後4ヶ月までの幼犬:3.0
生後4ヶ月から1年までの幼犬:2.0
避妊・去勢済みの成犬:1.6
避妊・去勢なしの成犬:1.8
7歳以上で避妊・去勢済みの中高齢犬:1.2
7歳以上で避妊・去勢なしの中高齢犬:1.4
肥満傾向の成犬:1.0〜1.2
生後4ヶ月から1年までの幼犬:2.0
避妊・去勢済みの成犬:1.6
避妊・去勢なしの成犬:1.8
7歳以上で避妊・去勢済みの中高齢犬:1.2
7歳以上で避妊・去勢なしの中高齢犬:1.4
肥満傾向の成犬:1.0〜1.2
【例:8kgの避妊・去勢済みの成犬の場合】
8kg×8kg×8kg=512
√を2回押して512を入力=4.756・・・
4.756×70=332.92
332.92×1.6=533kcal
よって、8kgの避妊・去勢済みの成犬の1日に必要なカロリーは
約533kcal です。
犬に合わせて必要カロリーを調整する
その日の運動量や季節によっても変える。
例えば、ドッグランでたっぷり遊んだ日はご飯を多めにするなど。

おやつも1日に必要なカロリー数に含まれています。ついついあげすぎちゃうおやつ。でも、あげすぎは肥満の原因になりますので、注意しましょう。
おやつを多めにあげてしまったら、主食を少し減らすなど調整をして1日必要なカロリーを大幅に越えないようにしましょう。※だからと言って、おやつ中心の食事は禁物!あくまで主食が大事です。
必要カロリーから計算するおやつの目安

1日に与えるフードのカロリーの10%が目安
計算式は、(必要カロリー)÷10 =(カロリー量) となります。
例えば
1日の必要カロリーが588kcalの愛犬の場合、おやつのカロリーは・・・?
588kcal÷10=58.8kcal
おやつの量はあくまでも目安です。主食と同じく、太りやすい子もいれば体重が増えない子もいるので、様子を見ながらあげましょう。体質や運動不足など生活習慣によってはおやつを減らす必要があるかもしれません。
また、「ダイエットさせなくちゃ」と思ったら、まずおやつを減らしてみましょう。その時に、急に減らすのは酷ですから、量をいつもより少なくした上で細かくちぎって回数を増やし、たくさん食べた様に思わせてあげたり、おやつの中でもカロリーが低いものを選び、徐々に減らしていってあげましょう。

「この通りにあげなくてはいけない」と思うと、飼い主さんにとっても、愛犬の食事を作るのが苦痛になってしまいます。また、愛犬にとっても、せっかくの食事の時間が嫌なものになってしまいます。
手作り食の場合は、食事作りを楽しく、フードの場合でも、食事の時間嬉しそうにする愛犬のために、頑張りすぎず、飼い主さん自身が楽しむのが一番です。
その目安として、カロリー計算を参考にしていただければと思います。
written by misato ezura