2017-06-07 08:00:00 +0900
【よくある質問】防水生地なのに「濡れる」理由 ALPHAICONのドッグウェアシリーズの中で、防水透湿生地を採用したモデルにレインドッグガードとスノードッグガードがあります。これらのウェアで起きる、「防水生地なのに「濡れる」理由」をわかりやすく解説致します。

生地が濡れる理由 その1

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撥水コーティングがしっかりと残っている場合は、水滴などの水分を撥水コーティングが弾く為、生地が濡れることが少なくなります。

しかし、撥水コーティングが落ちてしまったり、強く擦れたりすると、水分は生地まで到達します。ですが、防水フィルムが水分を止めるため、生地が濡れていても体側へ水分が到達していません。

防水生地なのに生地が濡れているのは、撥水コーティングが弱くなっていたり、コーティングを通り越してしまったためです。

【対策】
撥水コーティングが弱まった場合は、以下の方法で撥水を復活させます。
1)洗濯し、ゆすぎを多めにかけ汚れを綺麗に落とす。
2)低温のアイロンをあて布をしてあてる。
3)撥水スプレー等を吹きかける、または専用の撥水剤に漬け込む。(透湿対応の撥水剤がオススメ)


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生地が濡れる理由 その2

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空気中の水分が外の冷気によって冷やされ、結露を起こし生地の裏側、つまり体側に水分が付着するケースがあります。

防水透湿フィルムは、空気中の水分を外に放出する機能を持っているので結露が起きにくくなりますが、100%外へ放出出来ませんので、一部が結露し「生地内部に水が浸透した」と見えてしまう事があります。これは、特に冬に多く発生する現象です。

この結露を防ぐためにも透湿性は重要で、透湿性がないと内側の水分が外に放出されなくなってしまいます。更に、この透湿性を十分に生かす為には撥水性が重要です。 

上記図の右下を見ると分かる通り、撥水が落ちてしまうと水分が生地に付着してしまい、内側の水分が放出されなくなります。しかし、撥水コーティングがしっかりしている場合には水分は水玉状態になり生地への付着が少なくなるのです。これによって、内側の水分が外側へ放出されやすくなります。

ちなみに、この機能は人間の汗を如何に外側に放出するかという課題に対してに開発された機能で、汗をかかない犬にとってはさほど重要ではありません。しかし、結露という現象等を考えると必要な機能となります。

また、撥水も重要で、冬季の場合生地が濡れてしまうと、生地が凍ってゴワゴワになってしまい動きを妨げます。また、保温力が落ちてしまいます。こういった問題を考え、ALPHAICONでは高機能素材を採用しています。

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