萌木の村 散策

心地よい自然流の庭

レストランや雑貨店などの小さいお店が森の中に点在する「萌木の村」、特に今の季節の見どころはその庭です。八ヶ岳在住のランドスケープデザイナー、ポール・スミザー氏によって手掛けられたナチュラルガーデンは、この地にもともとある山野草や石を主役に、無農薬、無肥料で造られています。蝶や鳥たちも喜んで訪れるような広場は、八ヶ岳の風景との調和が見事です。
その植物が本来持っている美しい姿を引き出すべく、過度に手を加えるのではなく、自然と対話しながら丁寧に手を入れる。広場を散歩していると、そんな哲学が伝わってくるようです。あるがまま。我が犬達もこんな風に育てたいものです。
林の中へ

広場を下りていくと、「あいの原」に抜けるルートがあります。林の小径は若葉が陽射しを遮ってくれて涼しく、下はウッドチップが敷き詰められていて、とても歩きやすいです。下のほうからは川のせせらぎも聞こえてきます。
のんびり散歩

しばらく進むと、急に開けた景色が広がりました。周辺の山々を広く見渡せる牧草地、畑には作付けしたばかりの野菜も育ち、のどかな風景です。その先には素敵なパン屋さんを発見!お昼のサンドイッチを買うことにしました。
太陽が出て暑くなってきたので、犬達に着せているサマークーリングパーカーのクールポケットに保冷剤をセットして、また「萌木の村」方向に上がることにします。
途中にある「だいずや」さんで、休憩。ここは清里産の大豆を使った豆腐や納豆、味噌などがありますが、スイーツも充実。外にある眺めのいいテーブルで、サンドイッチと、豆乳ソフトクリームをいただきました。
ROCK

「萌木の村」にあるレストラン、「ROCK」まで戻ってきました。地下にビールの醸造所があり、レストランでは数種類の出来立ての地ビールが飲めます。八ヶ岳の美味しい伏流水を使用して、キリンの「ハートランド」、「一番搾り」を世に送りだしたビール職人・山田一巳氏が造ったということですから、まさに一流です。
地の恵みを讃えたビール

この春15年ぶりに復活したという「ヴァイス」という名のビール、それが今回のお目当てです。僕は好みの白ビールを求めて地ビール工場を数々巡ってきましたが、この「ヴァイス」は理想の味です。テラス席からナチュラルガーデンを見渡しながら、この地の人達のこだわりが凝縮された一杯を味わっていただきました。
*レムリア&シャノン着用ドッグウェア:ALPHAICON(アルファアイコン)サマークーリングパーカー
written by aketoshi tada & mana