2023-08-19 12:00:00 +0900
犬がフローリングで滑る!ケガや病気のリスクと滑らないための予防法 室内で犬を飼うときに気を付けたいのが、フローリングの床の滑りやすさです。犬が歩きにくそうにしているなら、早めに環境の改善が必要です。そのまま放置していると、重いケガや病気にもつながりかねません。今回は、犬がフローリングで滑る原因や滑ることによって起こる可能性のあるケガのリスク、そしてそれらを予防するための滑らない方法などを解説します。

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☆目次☆
1、犬がフローリングで滑る原因
2、フローリングで起こりやすいケガや病気
3、犬がフローリングで滑らないための予防法
4、犬がフローリングで滑らないように環境を整えよう!

犬がフローリングで滑る原因

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犬がフローリングで滑る理由の一つは、フローリングが硬く踏ん張りづらい質感であるためです。

フローリングは基本的に硬くてつるつると滑りがいい質感なので、犬の足の爪が食い込みにくく足の踏ん張りがききません。若い頃は筋力が強く踏ん張れていたとしても、加齢などで筋肉が衰え足腰が不安定になり、踏ん張りがきかなくなって滑りやすくなることもあります。


また、犬の足の爪や肉球の間の毛が伸びていると、フローリングで滑りやすくなります。爪や肉球は滑り止めとしても機能するものですが、肉球の間の毛が伸びていると足の裏を床に密着させられないため、滑り止めになりません。

さらに爪が伸びている状態だと、フローリングを歩くたびにカシャカシャと爪が床に当たり、滑り止めとして機能するはずの肉球の邪魔になってしまいます。

 

フローリングで起こりやすいケガや病気

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☆転倒によるケガ
犬がフローリングで滑ってしまうことでまず考えられるリスクは転倒です。滑ってバランスを崩し床に倒れ込む、体を打ち付けるなどが考えられます。フローリングで犬が滑って転倒してしまうと、骨折や打撲、腰を痛める、関節を痛めるなどのケガを負う可能性があります。

また、歩いたり走ったりしている時だけではなく、ソファや階段など犬が床にジャンプしながら降りる際に、フローリングで滑って着地に失敗する危険性もあります。


☆膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、膝蓋骨が本来の位置ではないところに外れてしまう症状で、先天性と後天性があります。

後天性は環境要因で起こるもので、フローリングで滑ってしまったときなどに発生する場合があります。膝蓋骨脱臼になると、膝関節がうまく曲げ伸ばしできなくなるため、足をひきずるなど歩き方に異常が出たり、足を触ると痛がったり、足が曲がるなどの症状が出ることもあります。


☆椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、椎間板が脊椎の間から飛び出し神経を圧迫する病気で、腰への負担が大きいと起こりやすいと言われています。

滑りやすいフローリングを歩くときにバランスを崩したり、転倒を避けようと踏ん張ったりすることで犬の腰に負担がかかり発症する可能性が高くなります。発症すると歩く時に痛がったり、歩き方に異常が出たりする他、重度になると立ち上がれなくなる、尿や便をもらすなどの症状も現れます。


☆股関節形成不全
股関節形成不全も注意したい病気です。先天性と後天性があり、後天性は骨格の成長期に骨や関節に負担がかかることで股関節の形成に異常が生じます。

子犬の頃から滑りやすいフローリングの部屋で生活している場合は、注意が必要です。発症すると、歩くことを嫌がったり、足取りが不安定になったりするだけでなく、歩行自体が難しくなることもあります。

犬がフローリングで滑らないための予防法

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☆フローリングに敷物をする
フローリングの滑り止めとして、カーペットやクッションフロア、ジョイントマット、コルクマットなどの敷物を敷くのが一般的な予防法です。

犬用の滑り止め専用シートも販売されていて、厚さや素材の他、機能性もアイテムそれぞれで異なります。犬が汚しても一部分だけ外して丸洗いできるもの、室内で犬がジャンプしても音が響きにくい防音性が高いものなど、より便利に使える機能にも注目しながら選んでみましょう。


☆フローリングにワックスやコーティングをかける
フローリングに直接滑り止めのワックスやコーティングなど、加工を施すのも一つの方法です。床にまんべんなく塗れば、犬がどこを移動しても滑りにくく安全です。

ワックスは商品さえ購入すれば、自分で塗ることは難しくありません。ただし、耐久力はそれほど高くなく、1か月ほどではがれてくるので、都度塗り直しが必要です。

業者によるコーティングなら費用は割高ですが、効果が長持ちします。


☆犬の爪や肉球の間の毛のお手入れをする
犬の爪や肉球の間の毛が伸びているとフローリングで滑りやすくなるため、お手入れを欠かさないことも滑り防止に有効です。どちらも月1回程度を目安に切ってあげましょう。

もし愛犬がお手入れを嫌がって、飼い主さんがカットするのに不安がある場合は、ペットサロンなどでお手入れしてもらいましょう。


☆犬に専用靴下やシューズをはかせる
犬に滑り止め用の靴下やシューズをはかせるという方法もあります。犬の足に滑りにくい工夫をするので、フローリングのスペースや形の問題で敷物を利用しにくい場合でも活用できます。

ただし、靴下やシューズに慣れていない場合は、足に違和感があり嫌がる犬も多いです。犬の足のサイズに合ったもの、脱げにくいものなどを選び、徐々に慣れさせていくのがポイントです。


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☆段差を少なくする
室内に段差があるとジャンプの後、着地した拍子に滑りやすいので、段差をできる限り少なくする工夫も必要です。

また、段差が高い場合は間にステップを増やし、あまり高いジャンプをしなくても行き来できるようにすると、足腰への負担が軽減できるでしょう。

 

犬がフローリングで滑らないように環境を整えよう!

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犬がフローリングで滑ると、足腰への負担や転倒などによりさまざまなケガや病気を引き起こす可能性があります。犬が健康的に生活していくためには、歩きやすい環境を整えることが不可欠です。

犬がフローリングで滑らないようにするための方法は、気軽に取り入れられるものが多いので、愛犬との相性なども考えながら試してみてください。足腰への負担を軽減し、愛犬の健康を守りましょう。


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