愛犬に「ハウス」のしつけを覚えさせよう!メリットとトレーニングのコツ

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☆目次☆
1、なぜハウストレーニングは必要なのか?
2、ハウストレーニングが役立つ場面
3、ハウストレーニングを覚えさせるコツ
4、ハウストレーニングは焦らずゆっくりと進めよう!
なぜハウストレーニングは必要なのか? ※諸説あります。

ハウスを犬に教えるのは、単に飼い主さんの負担が軽くなるからではありません。犬がストレスなく、快適に過ごすためにも必要なトレーニングなのです。
例えば、室内で犬を飼う家庭が増えてきましたが、犬小屋を用意せず広い部屋で放し飼いにしている状態は、実は犬にとってストレスを溜め込む要因になります。飼い主さんからすると、広々とした空間の方が居心地が良いはずと思うかもしれません。
しかし、犬は縄張り意識が強い動物で、テリトリーを侵害されることを非常に嫌います。リビングなど広い部屋を自分のテリトリーと認識すれば、それだけ守らなければいけない範囲も広くなり、犬は常に気を張っている状態になるのです。
その点、ケージやクレートなどを用意しておくと、犬が気を張らずに過ごせる場所が確保できます。
そして、ハウストレーニングを身に付けておくことによって、飼い主さんが声をかけた時にすぐに自分がいるべき場所で落ち着けるようになります。
誰にも邪魔されない、自分が守られている場所があると感じると不安や寂しさも軽減され、心穏やかに生活ができるようになるのです。
ハウストレーニングが役立つ場面

ハウストレーニングは様々な場面で役立ちます。
例えば、飼い主さんが外出している時、室内でも外でも誰もいない広い空間は犬も寂しく感じるものです。留守にする時間が長いほど不安感は増し、寂しさや警戒心から無駄吠えが増えたり、家の中のものを荒らしたりといった行動が出やすくなるかもしれません。
しかし、ハウスを身に付けておくと、不安になった時は自らゲージなどに入って気持ちを落ち着かせることができるようになります。
また、ペットホテルや動物病院など、自宅以外の場所でもハウスは役に立ちます。旅行や出張で犬を置いていかなくてはならない場合、ペットホテルを利用する人も多いですが、犬にとっては初めての場所で落ち着かないかもしれません。
動物病院も同様で、ただでさえ体調が思わしくない時に病院特有のにおいを感じると、より不安感や緊張感は増していきます。このような時でもハウスの習慣が身に付いていると、飼い主さんの掛け声ひとつでキャリーケースの中に入っていき、落ち着いて過ごせるようになります。
そして、地震などの災害時も、ハウストレーニングは大いに意味があるものになります。
避難所で過ごさなければならない状況になった時、犬はクレートやキャリーの中に入っておく必要がありますが、ハウスのしつけを受けていない犬はじっとできずに吠えたり暴れたりして、周りの人達に迷惑をかけてしまう可能性があります。
一方、普段から飼い主さんの指示に従ってハウスに入ることができる犬は、慣れない場所でも大人しく過ごすことが可能です。
もちろん飼い主さんにとってもメリットはあります。愛犬と一緒にお出かけや旅行をする時は、犬をキャリーやリュックに入れて移動することになりますが、スムーズに入って大人しく過ごしてくれると、バスや電車に乗る時も安心です。
わざわざペットホテルに預ける必要もなくなり、どんどん愛犬とのお出かけの幅も広げられます。
ハウストレーニングを覚えさせるコツ

ハウストレーニングは、まずハウスそのものに慣れさせることから始めなければいけません。ケージやキャリーを設置する場所を決めたら移動せず、犬が自由に出入りできるようにしておきます。
そして、ハウスに慣れてきたタイミングで、ハウスでゆっくり過ごす練習に入っていきます。トレーニングに役立つのはおやつで、ハウスの中におやつを入れて愛犬を誘導します。
最初の頃はハウスの手前の方に置いておき、ゆっくり奥の方へおやつを置く位置をずらしていきます。ハウスの中には大好きなおやつが待っていると認識すれば、ハウスに入ること自体苦にならなくなります。
あくまでも愛犬自らがハウスへ入っていくよう誘導するのが大切で、飼い主さんが抱っこして無理やり入れるような行為は避けましょう。
ハウスは楽しい場所と認識できるようになったら、飼い主さんの掛け声でハウスに入るトレーニングを行っていきます。
「ハウス」と声を掛けながらおやつをハウスに投げ入れ、おやつを食べ終えて飼い主さんの方へ向いたタイミングでもう一つのおやつをハウスの奥の方へ投げ入れます。
このトレーニングを何度も繰り返し、回数を重ねていくごとにおやつの回数を増やしていけば、自然とハウスでの滞在時間も長くなっていきます。
掛け声でハウスに入るようになった後は、扉を閉める練習に入ります。愛犬が夢中でおやつを食べている時に静かに扉を閉め、食べ終える前に再び扉を開けます。
犬が扉を開けて欲しいと訴える前に開けるのがポイントで、ハウスから出てきた愛犬をしっかり褒めるようにします。扉を閉める訓練も繰り返し行い、扉を閉めている状態でおやつを追加していけば、自然と扉が閉まった状態でもハウスで過ごす時間を延ばせるようになります。
ハウスの中で過ごす時間が増えたら、後はハウスがリラックスできる場所であると認識させていきます。方法としては、犬の目の届く距離を保ちつつ、少しずつ飼い主さんはハウスから離れていくようにします。
突然愛犬の前から姿を消すのではなく、少しずつ距離をとっていくのがコツで、飼い主さんが自分を見てくれていると安心できれば、愛犬も不安なくハウスで過ごせるようになります。
ハウスの中で眠れるようになればリラックスできている証拠で、ハウスの場所を移動するなどの訓練も取り入れると、外出先でもスムーズに飼い主さんの指示に従うようになります。
ハウストレーニングは焦らずゆっくりと進めよう!

愛犬にハウスを習得させたいと思っても、最初から上手くいく訳ではありません。
嫌がっている犬に無理を強要すると、ハウスは怖い所と警戒心を抱く可能性も出てくるので、焦らずゆっくりと進めていくことが大切です。
ハウストレーニングが成功すると愛犬の自信にも繋がり、飼い主さんともより良い関係を築けるようになるでしょう。