2023-07-06 16:30:00 +0900
犬の目のトラブル?飼い主さんが知っておきたい犬の目の基礎知識 愛犬の目が赤い、目の様子がおかしいなど、目は不調に気づきやすい箇所でもあるので、特に気になっている飼い主さんも多いでしょう。犬の目は人の目とどう違うのか、この症状は病気なのかなど、さまざまな疑問があるかもしれません。今回は飼い主さんが知っておきたい犬の目のトラブルや目の病気について解説します。愛犬といつまでも元気に過ごせるようにチェックすべき点を理解しておきましょう。

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☆目次☆
1、犬の目と人の目の違い
2、知っておくべき犬の目のトラブル
3、犬の目に多い病気と症状
4、愛犬の目の様子を日頃からチェックしよう!

犬の目と人の目の違い

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犬の目と人の目は、構造的にはほとんど同じです。目は網膜、水晶体、虹彩、強膜、毛様体筋などによって構成されていて、視神経から網膜に入ってきた光の刺激が脳に伝わって認識されます。

眼球の外に角膜があり、まぶたがあって目を閉じられるという点でも、人と犬の目の基本構造は同じです。

ただ、目の構造は同じでも、目のついているところや、視神経を経て外界の刺激をどのように脳で解釈しているかは異なります。

例えば、人は正面に目が2つついていますが、犬の場合にはやや外側を向くように2つの目が配置されています。そのため、犬の方が人よりも視野が広いですが、一方でやや外側を向いていることで立体視をするのが苦手です。

知っておくべき犬の目のトラブル

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目の構造が同じため、犬も人と同じように目のトラブルを起こすことがあります。犬の目のトラブルについて主な症状を知っておきましょう。

☆涙やけ
涙やけは犬の目のトラブルの中でも比較的多いものです。涙やけは涙が出過ぎてしまい、目の周辺が変色してしまう症状です。細菌感染を伴って目の周りが赤く腫れ上がってしまう場合もあります。

鼻涙管が詰まっていて涙をうまく流せなくなったり、アレルギーなどで涙がたくさん出る状況になったりすることが主な原因です。


☆目やに
目やには人でもよく溜まるように、少量であれば特に問題はありません。目やには、目の中に入ったゴミや雑菌などが固まったものです。

ただし、異常な量が頻繁に出ていたり、目やにで目が開かないような状況になっていたりするのは、何か問題があります。感染を起こしているか、涙では取り除けないゴミが目の中に入っている可能性があります。


【関連記事】犬の目やにの原因とは?目のトラブルの正しい対処法(字の上でクリック!)

☆チェリーアイ
目頭にある瞬膜が赤く腫れるチェリーアイは、犬にはしばしば見受けられる症状です。赤く腫れ上がって外からもよく見えるような状況になっている場合もあります。

炎症が原因で起こることが多いですが、先天性のチェリーアイもあるので子犬の場合は特に気にかけた方が良いでしょう。チェリーアイ以外にも瞬膜の腫れや突出は、炎症などが原因のことが多いので注意が必要です。


☆視力の低下・視野の狭窄
犬も人と同じ目の構造なので、視力が低下したり視野が狭くなったりして周りが見えなくなることがあります。

散歩をしているときにポールにぶつかりそうになった、階段を踏み外したといった症状があった場合には、視力低下や視野狭窄が原因の可能性があるでしょう。

視力や視野は病気が原因で急速に症状が進行する場合があります。目が見えにくいのではないかと疑われたときには、早めに動物病院で診察を受けるのがおすすめです。

犬の目に多い病気と症状

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犬の目がおかしいと感じたときには、すぐに病気を疑いましょう。早めに病気に気付けるよう、ここでは犬に比較的多い病気の種類と特徴を解説します。

☆アレルギー
涙やけが起きているときには、アレルギーが原因であることが多いです。人も花粉症になると、アレルギー反応で涙が止まらないことがあります。

アレルギー反応は体質やアレルゲンの種類によって違うので一概には言えませんが、犬の目の不調を感じ取ったときには、食べ物や住環境などなんらかのアレルギーを一度は疑ってみると良いでしょう。

例えば、ドッグフードに含まれる成分でのアレルギーとわかれば、食事を切り替えるだけですぐに改善される可能性があります。アレルギーを疑ったら、動物病院でアレルギー検査をしてみましょう。


☆炎症
患部が赤い、腫れている、痛がっている様子があるといったときには、細菌感染や物理刺激によって炎症が起きている場合があります。犬の目では角膜炎、結膜炎、ブドウ膜炎などがよく起こります。

角膜炎は、角膜の炎症で細菌感染やドライアイなどが主な原因です。

結膜炎は結膜の炎症で、ゴミが目に入って傷つけたり、細菌感染が原因で起こります。

ブドウ膜炎はブドウ膜と呼ばれる脈絡膜、毛様体、虹彩で起こる炎症で、細菌やウイルスによる感染で起こりやすいのが特徴です。

自然治癒することもありますが、動物病院で治療を受けた方が治りが早いので、炎症を見つけたら早めに動物病院で診てもらいましょう。


【関連記事】犬の目の周りが赤くなる原因とは?対処法と自宅でできる予防法(字の上でクリック!)

☆白内障
白内障は水晶体が白濁するのが特徴の疾患です。人でも高齢者になると白内障の悩みが出てきますが、犬も老犬になるにつれて発症のリスクが高くなります。

視界がぼやけて見づらくなり、放置してしまうと失明の原因にもなるため早めの治療が大切です。


☆緑内障
緑内障は眼圧の上昇によって網膜の損傷が進む病気です。人でも多い目の病気で、白内障と同様に加齢に伴って発症しやすくなります。

眼房水の循環が悪くなることが原因として知られています。緑内障も失明につながるリスクがあるので、早めの治療で対策することが重要です。

 

愛犬の目の様子を日頃からチェックしよう!

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犬の目は、目の構造だけでなく病気の種類など人の目と共通しているものがたくさんあります。

ただ、犬は飼い主さんがケアをしないと目のトラブルがあったとしても症状を伝えることができませんし、治療もできません。

目が見えなくなってしまうと、犬は歩くこともままならない状態になります。愛犬の目の不調にできるだけ早く気付けるよう、普段から目の状態や愛犬の様子を観察しておきましょう。


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