でぶ犬の原因と対策とは?肥満になりやすい犬種と健康的なダイエット方法

肥満になると犬の健康リスクが高まるため、飼い主さんが適切な対策を行うことが大切です。
今回はでぶ犬になりやすい犬種の特徴や原因、健康的なダイエット方法を解説します。
愛犬の健康を守り、一緒に健康的な生活を送るためにも、必要な知識を身に付けていきましょう。
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☆目次☆
1、でぶ犬になりやすい犬種とその特徴
2、犬の肥満の原因と健康への影響
3、健康的な犬のダイエット方法
4、でぶ犬にならないために!日頃から肥満対策を心がけよう
でぶ犬になりやすい犬種とその特徴

犬の肥満には犬種や個体差、生活習慣などが影響しています。肥満は糖尿病や高血圧、関節炎などの病気の原因となる危険な状態です。犬種によっては生まれつき肥満になりやすい場合もあるため、体重の変化に注意しましょう。
☆ダックスフント
小型犬ながら食欲旺盛なため、過食に注意が必要です。また、背骨が長いことから脊椎に負担がかかりやすく、肥満になるとさらに脊椎の負担が大きくなるため適切な体重管理が求められます。また、甲状腺機能低下症になりやすい体質も持っています。
☆ビーグル
好奇心旺盛で、匂いに敏感な性格が特徴です。飼い主さんが気を付けないと食べ物を盗んだり、無闇に食事を求めたりすることがあります。ビーグルもダックスフント同様、甲状腺機能低下症になりやすい体質を持っています。
☆ラブラドール・レトリーバー
大型犬ですが温和で扱いやすい性格が特徴です。しかし、運動不足になりがちなため、肥満になりやすい犬種のひとつで、高い運動量が必要な犬種です。
☆シャーペイ
丸々とした体型が特徴的なため、適度な運動や体重管理が必要です。また、皮膚病になりやすいことも知られています。
☆プードル
愛らしいルックスと豊かな毛並みが魅力的なプードルですが、運動不足になりやすく、肥満になるリスクがあります。また、アレルギー症状を引き起こすこともあるため、食事にも注意が必要です。
☆シベリアン・ハスキー
運動量が多く、広い場所での活動が好きなため、ドッグランなどでたくさん走ったり、しっかり長距離のお散歩を行っているならば運動不足になることは少ないでしょう。しかし、食欲旺盛な性格のため、食事量の調整が必要です。
☆チワワ
やんちゃな性格が特徴的です。運動不足になりやすく、健康な体重を維持するためには適度な運動や食事管理が求められます。
犬種に限らず、おやつのあげすぎや運動不足は肥満の原因になります。
日ごろから、愛犬の体調や様子を見ながら食事や運動量を調整しましょう。
犬の肥満の原因と健康への影響

犬の肥満は、運動不足や過剰な食事、遺伝的要因などが原因となって発生します。肥満は、犬の健康状態に悪影響を与えるだけでなく、病気のリスクを高めることもあります。
☆糖尿病
糖尿病は、インスリンというホルモンが十分に分泌されないか、効果が低下することで血液中のブドウ糖が増えてしまう病気です。肥満になると、インスリンの分泌や効果が悪くなりやすく、糖尿病の発症リスクが高くなります。
犬が糖尿病にかかると食欲が低下したり、多飲多尿になったり、体重が減るといった症状が見られます。重症化すると、腎不全や失明、感染症などの合併症を起こす可能性もあります。
☆心臓病
心臓病は心臓の働きが低下することで、血液の循環が悪くなる病気です。肥満になると心臓にかかる負担が大きくなり、心臓の筋肉が肥大したり、弁膜症や不整脈などの心臓病を引き起こすことがあります。
心臓病にかかると、呼吸困難や咳、倦怠感や浮腫などの症状が現れます。重篤な場合は、心不全や突然死を招くこともあります。
☆骨関節疾患
骨関節疾患とは骨や関節に異常や損傷が生じることで運動機能が低下する病気です。肥満になると骨関節にかかる負荷が増え、関節軟骨の摩耗や炎症を引き起こすことがあります。
これらは関節の炎症や脊椎疾患などの骨関節疾患の原因となります。骨関節疾患にかかると、歩行困難や跛行(びっこ)、関節の腫れや発赤などの症状が現れ、長期的には変形性関節症や神経障害を起こす可能性もあります。
健康的な犬のダイエット方法

☆適切な食事管理
犬が健康的な体重を維持するためには、適切な食事管理が不可欠です。定期的に体重を測定し、必要に応じて食事量を調整しましょう。おやつや人間の食べ物はカロリーが高いものが多いので、与えすぎないようにしてください。
食事を低カロリーで高タンパク質のダイエットフードに置き換えることも一つの方法ですが、急に食事を変えると犬が食べなくなることもあるので、少しずつ混ぜるようにすると良いでしょう。
また、犬は成長段階や年齢によって必要な栄養素が異なります。子犬やシニア犬など、それぞれに合ったフードを与えるようにしましょう。
☆適度な運動
適度な運動は、犬の肥満解消に効果的です。毎日の散歩やランニング、遊びなど、犬が楽しめる運動を取り入れましょう。ただし、犬種や年齢、体重、健康状態によって適切な運動量は異なります。無理な運動は犬に負担をかけることになり、逆効果にもなりかねないため注意が必要です。
☆定期的な健康診断
定期的な健康診断は、犬の健康管理に欠かせません。獣医師による健康チェックや体重測定、血液検査、尿検査、便検査などを行い、必要に応じて治療やアドバイスを受けましょう。
でぶ犬にならないために!日頃から肥満対策を心がけよう

肥満は万病の元であり、犬の肥満は健康リスクが高まるため、普段から肥満対策が必要です。犬種によってはもともと肥満になりやすい犬もいるため、飼い主さんの正しい知識と対策が不可欠となります。
また、定期的な健康チェックを受けることも大切です。愛犬の健康と幸せのためにも、獣医師と相談しながら、健康的なダイエットをしっかり行いましょう。
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