2023-03-17 10:00:00 +0900
愛犬が皮膚がんになったら?普段からできるケアと早期発見の方法 犬にも様々な病気が見られ、中でもがんは死亡原因のトップに挙げられています。しかし、皮膚がんは早期発見の場合は手術で除去することもでき、症状を改善していくことも可能です。今回は、犬の皮膚がんにはどのようなものがあるのか、飼い主さんができる日頃のケアやチェックの方法、対処法などについてご紹介していきます。

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☆目次☆
1、犬の皮膚がんとは?
2、犬の皮膚がん予防のために気を付けたいこと
3、皮膚がんのチェック方法
4、愛犬が皮膚がんになったら?
5、犬の皮膚がんは日頃のチェックが重要!

犬の皮膚がんとは?

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がんは遺伝子に異常が見られる細胞が無制限に増殖したことでできる腫瘍の内、悪性のものを指しています。様々な部位に発症しますが、皮膚にできたものを皮膚がんと言います。

皮膚は全身を覆っていますので、足先や耳、口、肛門周辺などにも発生することがあり、見えづらい場所にできた場合は発見が困難です。

また、皮膚にできる腫瘍にはがん以外にも脂肪腫や乳頭腫、組織球腫などの良性の腫瘍もありますので、飼い主さんでは愛犬ががんなのかそうでないのか、判断することは難しいでしょう。


犬の皮膚がんでは、皮膚にしこりができます。こぶやイボのようなものができていたり、皮膚がただれたりしている場合には注意しましょう。一見虫刺されや皮膚病に見えるケースもありますが、犬がその箇所を気にしている場合や急激に大きくなっている場合などは、早めに検査を受けた方が安心です。

悪性腫瘍にもいくつか種類が存在し、広範囲にただれたように見え、急激に広がる腺がん、転移しやすく炎症を起こすことがある肥満細胞腫、鼻先や口唇、爪の根元などにできて出血や大量のよだれが見られる偏平上皮がん、肛門周辺に硬く丸い腫瘍ができる肛門周囲腺腫、進行が早く転移しやすいメラノーマなどがあります。
 

犬の皮膚がん予防のために気を付けたいこと

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がんの原因となる異常のある細胞は、実は毎日体内で生み出されています。しかし、通常は体内の免疫細胞がこれらのエラー細胞を排除しているので、がんになることはありません。

この免疫細胞が弱っているときにエラー細胞の異常増殖が起こり、悪性腫瘍になってしまうのです。

そのため、がんを予防するためには日頃から免疫力を高めることが大切です。フードを与えるときは原料を確認して、添加物や毒性の高い素材ができるだけ含まれていないものを選びましょう。

また、フード以外にも栄養バランスを考慮して、食事の管理をすることで免疫を高めることができます。


適度な運動も必要です。運動不足は愛犬にとってストレスになるだけでなく、血行不良や体力減退により、免疫力の低下にもつながります。

ただし、強い紫外線を浴び続けることは皮膚がんの確率を高めることにもつながりますので、散歩の時間帯やコースには十分配慮しましょう。


また、ストレスのない生活も免疫力アップに欠かせません。十分な睡眠をとっているか、機嫌が悪くないか、特定の部位を気にしている様子がないかなど、普段から愛犬の様子を観察して、ストレスがたまらないように気を付けてあげることが予防につながります。

皮膚がんのチェック方法

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がんにならないように予防することも大切ですが、万が一異常があったときにはすぐに病院で検査を受けて、適切な治療を行うことも重要です。

そのためには、日頃のふれあいでこまめに愛犬の状態をチェックしなければなりません。もし、がんではなかったにしても、何らかの病気にかかっている可能性がありますので、普段と異なる様子が見られたら早めに受診しましょう。


皮膚がんは気づきにくい場所に現れることもありますので、意識して観察する必要があります。例えば、目の周辺や耳、鼻周辺にできものがないか、これらの部位を気にしている様子が見られないかチェックしましょう。

目ヤニや鼻水、よだれが多く出ているときなども、しっかり観察した方が良いでしょう。口であれば口唇だけでなく、歯茎や舌までできものやただれができていないか、臭いが変わっていないか確認しましょう。

皮膚はできものやしこり、出血、腫れ、炎症などがあれば要注意ですが、一見異常がないように見えても特定の部位を気にかけている様子が見られる場合は注意が必要です。


見た目だけでなく、触ったときに違和感がないかどうかも確認してください。特に毛足が長い犬の場合は目視で異常に気付きにくいため、ブラッシングの時などにきちんと触って調べる習慣をつけましょう。

愛犬が皮膚がんになったら?

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動物病院で行われる検査は、超音波やレントゲンなどです。良性の場合は特に治療をせずに経過観察をすることがほとんどですが、悪性の場合には早期治療を行わなければなりません。

皮膚がんは、犬のがんの中でも比較的手術が可能なことが多く根治しやすいですが、悪性度の高いがんや手術が困難な部位に発症した場合には、抗がん剤や放射線治療、緩和ケアなどを行う必要があります。

ただし、これらの治療はがんを治すためとはいえ、犬に負担の大きいものです。獣医師としっかり話し合い、愛犬にとってどのような決断をすればよいのか、よく考えましょう。


そして、手術が成功した場合でも、別の部位にがんができているケースや、すでに他の部位に転移しているケースも少なくありません。

また、抗がん剤や放射線治療はがん細胞を小さくする効果は期待できますが、痛みを伴うこともあります。手術が成功したからと言って安心せず、愛犬の体力や健康状態をしっかり見るようにしましょう。

また、再発を防ぐためにも、皮膚のチェックと食事や運動の管理、ストレスのない生活を心がけましょう。

犬の皮膚がんは日頃のチェックが重要!

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皮膚がんは犬にとって深刻な病気ですが、早めに見つけることができれば、予後の体調も改善しやすくなります。こまめに体調や皮膚の状態を管理して、異常が見つかったときは早めの受診がおすすめです。

万が一がんが見つかった場合、治療方法にもいろいろな種類がありますので、愛犬の状態やがんの進行状況などを見て、最善の方法を医師と相談しましょう。


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