2023-03-10 10:23:00 +0900
愛犬の肥満を防ごう!知っておきたい肥満の原因やチェック方法とは? 人間と同じように犬も肥満は病気の原因になってしまいますが、現代では飼い犬の半数以上が隠れ肥満と言われています。今回は、犬が肥満になってしまう原因や肥満が影響する病気を紹介します。愛犬が元気で健康に過ごすために、正しい生活習慣やダイエット法を知っておきましょう。

ALPHAICONではドッグウェアはもちろんのこと、愛犬にぜひ使っていただきたいドッググッズも厳選してご紹介していますのでぜひご活用してください。

>>ALPHAICONのドッグウェアはこちら<<


☆目次☆
1、まずは犬の肥満度をチェック!
2、犬が肥満になる原因
3、肥満が原因で引き起こされる犬の病気
4、犬の肥満予防のためにできること
5、愛犬の肥満を防いで健康を守ろう!

まずは犬の肥満度をチェック!

...

☆ボディコンディションスコア(BCS)で確認する
体重だけではわからないことも多い肥満度ですが、愛犬が肥満であるかどうかはボディコンディションスコア(BCS)で簡単にチェックすることができます。BCSは、犬の体型を表す数値で、理想体重と言える体型はBCS3です。

犬を上から見たときに肋骨のうしろ部分に腰のくびれがあり、横から見たときにお腹がつり上がっています。肋骨部分を触って過度な脂肪を感じなければ、理想的な体重であると判断できるでしょう。

くびれがはっきりしすぎたり、肋骨部分に脂肪をほとんど感じたりしなければ、BCS2のやや痩せているという状態です。

BCS4のやや肥満は、上から見た時のくびれが少なく、横から見た時のお腹も少し上がっているのを確認できる程度です。肋骨には脂肪の厚みを感じますが、肋骨自体は触ることができます。

BCS5の肥満になると、上から見た時のくびれはなく、横から見た時のお腹は垂れ下がっています。肋骨は脂肪に覆われているため、肋骨を簡単に感じることができません。

くびれ、お腹、肋骨の3つのポイントから犬の肥満度を確認してみましょう。


☆適正体重で確認する
定期的に愛犬の体重を測定することで肥満を確認することも重要です。理想的な体型時の体重を適正体重とみなし適正体重と比べて大きく増えていたら、肥満の可能性があるかもしれません。一般的には適正体重から15%以上増加していると、肥満の可能性が高いです。

小型犬は10キロ前後、中型犬では20キロ前後、大型犬はそれ以上が適正体重の目安ですが、犬種だけで標準体重を出すことはできません。

個体によって体格の違いがあり、愛犬それぞれのベスト体重が存在します。適正体重がわからない場合は、獣医などに相談するようにしましょう。
 

犬が肥満になる原因

...

愛犬が肥満になってしまうのは、カロリー摂取が多くなっていることと運動不足です。食事を食べ過ぎてしまっている、おやつを与え過ぎているなど、食生活が大きく関わってきます。

犬は自分で食べるものを選ぶことはできないため、飼い主さんがしっかりとカロリーをコントロールしなければなりません。人間の基準でおやつを与えてしまうと、小型犬の場合にはすぐにオーバーカロリーになってしまうため、肥満で悩んでいる小型犬の飼い主さんは多いです。

小型犬のほうが大型犬よりも肥満になりやすいため、適正な食事量を取ることが必要になります。


また、犬が散歩に行きたがらないからといって出かけないでいると、運動不足に陥ります。太ると余計に歩くことが億劫になってしまうため、運動不足は早めに解消するようにしましょう。

去勢や避妊手術をすると、ホルモンの影響が減ることから代謝も下がります。太りやすくなってしまうため、食事面にはさらに注意する必要があります。


 

肥満が原因で引き起こされる犬の病気

...

犬が肥満になると注意したい病気に、糖尿病、関節炎、心血管疾患、循環器疾患、呼吸器疾患などが挙げられます。健康寿命が大幅に短くなってしまう恐れがあり、免疫力の低下のほか、無気力になってしまうなど、肥満は体だけでなく犬の精神面にも影響を及ぼすことが明らかです。

脂肪は皮下だけでなく臓器にもつくため、体全体に負担がかかります。肥満犬の動脈は脂肪が多く、元気な犬よりも圧力がかかる傾向にあり、心血管疾患になる可能性が高くなります。さらに体重が重くなると関節炎を起こし、動かなくなるとまた太るという悪いスパイラルに陥ってしまいます。

犬の肥満予防のためにできること

...

犬のダイエットや健康のためにできることは、まず食事をコントロールすることです。自己流で食事を与えていた人は、しっかりと獣医に相談し、摂取カロリーを確認しましょう。摂取カロリーをコントロールすれば、体重が必要以上に増えてしまうことはありません。

人間と同じものを与えたり、おやつを与えている人は特に注意が必要です。まずは、与えている食事のカロリーを計算し、犬に最適なものかどうかを確認しましょう。


ダイエットをしようとしてドッグフードやおやつが急に減ってしまうと、愛犬はストレスを感じてしまうこともあります。犬にとって食べることは、大きな楽しみの一つだからです。低カロリーで高タンパクの鳥ささみや食物繊維が豊富な茹でキャベツなど、カサ増しすることで満足できる食材は多くあります。

量を変えずにヘルシーなドッグフードに変える、糖質を控えたおやつにするなど、長期的に無理のないダイエットを心がけましょう。


食事管理と同時に運動を取り入れることも重要です。散歩の時間を少しずつ伸ばす、新しいトリックを覚えて低カロリーのおやつを与えるなどすれば、運動不足の解消とともにおやつがもらえ、犬もストレスを抱えることなくダイエットができます。

急に運動量を増やすと関節に負担がかかるため、無理なく少しずつ運動量を増やすことが大切です。散歩が嫌いな犬は、犬用のバランスボールで遊んだり、飼い主さんと一緒にドッグヨガやダンスをしたりするなど、工夫次第で楽しみながら運動量を増やせます。

運動後に優しく撫でたり、筋肉を軽くマッサージしてあげたりすると、スキンシップが取れて愛犬もストレスを抑えられるでしょう。


関連記事:犬用ダイエットフードの選び方!正しいフードで健康的に減量しよう(字の上でクリック!)

犬が1日に必要なカロリーとは?計算方法と必要なフードの目安(字の上でクリック!)
 

愛犬の肥満を防いで健康を守ろう!

...

犬は食生活や運動不足で肥満になりがちです。簡単にできるBCSチェックで、愛犬の体型をチェックしてみましょう。肥満体型であれば、日々のカロリーコントロールを行い、運動量を増やすことが必要です。

愛犬にストレスがかからないように、少しずつ無理なく取り入れましょう。生活習慣を整えることで、肥満を原因とした病気を防ぎ、愛犬の健康を守ることができます。




ALPHAICONをフォローする