2023-02-02 20:16:00 +0900
犬の視界はどう見えている?犬の目の見え方と視力低下のサイン 犬の魅力の一つは、大きくてつぶらな瞳ですよね。
じっと見つめられたら、そのかわいさにメロメロになってしまうでしょう。
その犬の目からはどのように見えているのか、実際の犬の視界はどうなっているのか気になったことはありませんか。

今回は、犬の視力や色の見え方が人間とは違うのか、視力が下がることはあるのかなど、犬の視界について詳しく解説します。

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☆目次☆
1、犬の視界はどう見えている?
2、犬の視力低下のサイン
3、犬の視力を低下させる病気
4、犬の視界を正しく知ることが大切

犬の視界はどう見えている?

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☆犬の視力
遠くで何かが動いた時に、犬は敏感な反応を見せます。そのため、視力が良いように感じている人もいるでしょう。しかし、犬の視力は0.2〜0.3程度だと言われています。

人間と比べると水晶体が厚く、目の位置も横にあるため焦点が合いにくいとも言われています。つまり、犬にとっては近くも遠くもぼんやりとしか見えないのです。

犬は遠視か近視だとされてきましたが、研究の結果でほとんどの犬が正視とわかりました。


☆犬の視野
犬は人間よりも広い視野を持っています。

人間の視野が約180〜200度に対し、犬の視野は約250〜270度ほどあります。幅広い範囲を一度に見渡すことも可能なため、小さな獲物も逃しません。

牧羊犬などは、1.5キロメートル先にいる羊を見つけることも可能です。


☆犬の色の見え方
犬は色の識別ができないと考える人もいますが、犬も色の違いはわかります。

しかし、その見え方は人間と同じではありません。目が色を認識するのは錐体細胞のおかげで、人間は赤・青・緑の3つの光の波長を検出できます。

しかし、犬には錐体細胞が2つしかなく、青と黄色しかわかりません。鮮やかな赤を見せても犬の視界には黄色や灰色、茶色のようにしか見えておらず、さらに緑を認識することも苦手です。


そのため、犬のオモチャを選ぶ時には、犬が識別しやすくわかりやすい青や黄色の物を選ぶと良いでしょう。しかし、寝床などに青や黄色のタオルケットなどを入れることは避けた方が無難です。

はっきりわかる色が身近にあると犬が興奮状態に陥ることもあり、なかなか安眠ができずにイライラさせてしまいます。

犬が喜ぶ色と落ち着く色を状況に合わせて使い分けましょう。

犬の視力低下のサイン

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犬も人間と同じように視力が低下することがあります。視力が低下したまま生活をしていた場合、日常生活に支障が出ることもあるでしょう。
人間からすると、犬の視力が低下したかどうかはわかりません。
大切なのは犬の視力が低下した時のサインを見逃さないことです。

例えば、家の中や散歩の時に人や物にぶつかるようになったら、それは視力が低下しているサインです。視力が低下して距離感がつかめなくなったことで、些細な物にもぶつかってしまうのです。

犬の視力が低下したと感じたら、ケガをしないように家具の位置を変えたり、ぶつかりそうな物を片付けたりするなど、家の中の
動線を見直してあげましょう。

また、小さな音や微かな匂いに反応するようになったら、それも視力が低下した時のサインと考えられます。視力が低下してくると、犬は聴力や嗅覚といった他の感覚に頼るようになります。

そのため、どんな変化にも瞬時に反応するようになるのです。犬が僅かな音や匂いに不安を感じているようなら、側にいて優しく声をかけてあげましょう。

視力低下によって不安になっている場合、思わぬきっかけでケガやトラブルに発展する可能性もあります。

飼い主さんは犬の行動に変化がないかどうかを日頃からチェックし、常に愛犬に安心感を与えられるように心がけましょう。

犬の視力を低下させる病気

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犬の視力が低下する原因には、病気が潜んでいる可能性もあります。中には健康に影響を及ぼすものもあるため、犬の視力を低下させる病気について知っておきましょう。

☆チェリーアイ
1歳未満の子犬の視力が低下してきたら、それはチェリーアイの可能性があります。

チェリーアイというとかわいらしい名前ですが、正確には第三眼瞼腺
(だいさんがんけんせん)脱出と呼ばれ、目頭の内側にある第三眼瞼の付け根が緩むことで起こる病気です。

目頭に赤いものが飛び出していたり、目を頻繁に擦ったり、涙がたくさん出てきたりしたら要注意です。

☆緑内障
眼圧が上がることで起こる緑内障は、そのまま放置しておくと視力を失う危険性もある怖い病気です。犬の目が常に充血していたり、痛そうにしていたりしたらすぐに獣医に相談しましょう。

早期発見なら手術や点眼による治療で眼圧の上昇を抑えられるため、視力低下を止めることも可能です。


☆白内障
犬も年齢を重ねると、白内障を発症する場合があります。水晶体が白く濁ることで起こる病気で、物がぼやけて見えるようになります。

点眼薬で進行を抑え、手術で改善することも可能です。犬種によっては、比較的若くても白内障を発症することがあります。日頃から犬の目を見て白い濁りがないかどうかを確認しましょう。


☆ウイルス感染
犬の視力低下には、ウイルスが関係している可能性があります。ウイルスに感染すると結膜炎を引き起こし、視力に影響を及ぼす可能性が高まります。

症状が軽い場合は自然治療の可能性もありますが、発見が遅くなると失明する恐れもあるため、目やにがやたらと出たり、白目が異様に充血していたりする変化があった時には、早めに獣医に相談することが大切です。

犬の視界を正しく知ることが大切

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犬は人間と違って、ぼんやりとした視界で物を見ています。色の識別も人間ほどはできないため、飼い主さんと同じ景色を見ることはできません。

しかし、遠くで動く物や暗闇では人間よりも優れた視界で物を見ることが可能ですし、聴力や嗅覚といったその他の優れた感覚で飼い主さんのこともしっかりと識別することができます。

犬の視界を正しく把握し、日頃から愛犬の些細な目の不調も見逃さないようによく観察してあげましょう。


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