2022-11-13 10:03:00 +0900
犬が誤飲をした時はどうしたらいい?注意したい犬が誤飲しやすいもの 急に愛犬の息遣いが荒くなったり、よだれが多く出たり、落ち着きがなくなったりした時、もしかすると飼い主さんが知らないところで誤飲をしてしまったのかもしれません。犬は家の中に落ちていたものを、興味本位で飲み込んでしまうことがよくあります。万が一、誤飲をしてしまった場合に間違った対処法をすると、より症状を悪化させてしまうリスクがあります。この記事では、普段から注意したい犬が誤飲しやすいものや、誤飲をした時の対処法をご紹介します。

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☆目次☆
1、注意すべき犬が誤飲しやすいもの
2、食事が原因で起こる誤飲
3、犬が誤飲してしまった時の対処法
4、愛犬が誤飲をしないように常に環境を整えよう!

注意すべき犬が誤飲しやすいもの

●ペット用品
犬と一緒に暮らしていると、トイレ用のペットシーツやボールなどの遊び道具があらゆるところに置いてあります。噛み癖のある犬は、こういったペット用品を噛み切って飲み込んでしまうことで、喉に詰まらせてしまうことがあります。
また、大型犬は小型犬用の小さなオモチャを誤飲してしまう事があります、公園やドッグランなどで小型犬のワンちゃんと遊ぶ際には注意しましょう。

●ボタンやペットボトルのキャップ
ボタンやペットボトルのキャップは、犬がおもちゃとして遊びたがることが多いものですが、小さいので誤って飲み込んでしまうこともよくあります。部屋を見渡してみて、あるはずのボタンがない衣服やキャップのないペットボトルを見つけた時には、これらを飲み込んでいないか確認しましょう。

●ネジやクギなどの尖った金属
しまい忘れた裁縫道具やDIY用品、どこかの家具から落ちたネジやクギなどの尖った金属を飲み込んでしまう可能性があります。こういった尖った金属は、臓器を傷つけてしまうため吐血や血便などを起こすので要注意です。

●綿やひも
部屋にマフラーや衣服といった綿や紐など繊維質の生地が置いてあった場合には、犬が嚙み切って飲み込んでしまうことがあります。繊維質の生地は水を含むと膨張するものが多く、飲み込んでしまうと喉を詰まらせたり腸閉塞を起こしてしまったりする危険性があるので注意が必要です。

●タバコや薬
家族の中に喫煙者がいる場合は、犬が届く範囲にはタバコの箱や吸い殻、灰皿などを放置しないようにしましょう。タバコは毒性が強く、犬が飲み込んでしまうと嘔吐や下痢、よだれを流すなどの中毒症状が起こります。また、人間用の薬は包装されているからと安心しがちですが、犬はパッケージごと飲み込んでしまうこともあります。薬のパッケージは固いため臓器を傷つけてしまう可能性もあります。犬が登れない棚の上などできちんと保管するようにしましょう。

●殺虫剤
ゴキブリ退治用などの殺虫剤を置く場合は、犬が入りこむ場所には置かないようにしましょう。特に殺虫剤は虫を殺すための成分が入っているため、犬が誤って飲み込んでしまうと重度の中毒を起こしてしまいます。

●観葉植物の葉っぱや種
部屋に観葉植物を置いている場合は、植物の葉っぱや花、種などを飲み込んでしまう可能性が考えられます。観葉植物の中には、犬にとって毒になる成分が含まれているものもあるので、誤飲をした後にその成分に反応して体調を崩してしまうこともあるので気をつけましょう。


 

食事が原因で起こる誤飲

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食事をしている最中、もしくは食後に犬の様子がおかしくなったり苦しんだりしている場合は、食事に問題があった可能性が高いです。

●とがったものを飲み込んだ
食事メニューが焼き鳥などの串を使った食べ物だった場合には、飼い主さんが目を離したすきに犬が興味を持って飲み込んでしまった可能性があります。また、魚や手羽先などの骨の誤飲にも注意しましょう。これらは臓器を傷つける危険性があります。食欲不振や嘔吐、発熱などの症状がある場合は疑ってみましょう。

●中毒を起こす食べ物
危険なものを飲み込む以外にも、犬にとって中毒を引き起こす食材を誤って食べてしまった可能性もあります。犬に食べさせてはいけない食材の代表格は、玉ねぎなどのネギ類や果物のぶどう、チョコレートなどです。これらの食材は、たとえ少量でも重度の中毒を起こすので、飼い主さんが食べているものを盗み食いしないように注意が必要です。

●食物アレルギー
中毒を起こすような食べ物を食べさせていないのに体調を崩している場合は、何らかのアレルギーに反応した可能性が考えられます。犬を飼うときには、事前に動物病院で血液検査を行い、アレルギーの有無を調べておきましょう。人間にもそれぞれアレルギーがあるように、犬にもアレルギーの個体差があるので、愛犬が食べられないものを把握しておく必要があります。
 

犬が誤飲してしまった時の対処法

●原因を特定する
犬に食欲不振や嘔吐、呼吸困難、異常な咳、震えなどの症状が現れた時には誤飲の可能性が考えられます。まず最初にすべきことは、原因を特定することです。犬が体調を崩すと気が動転してしまうかもしれませんが、まずは冷静に状況を把握し、何を誤飲したのかを特定しましょう。

●無理に吐き出させようとしない
犬が誤飲をしてしまったときの鉄則として、絶対に強引に吐き出させるなどの行為をしないことです。冷静に原因を特定する必要があるといいましたが、実は飼い主さんができるのはここまでです。飼い主さんの中にはパニック状態になって、大量の水を飲ませたり背中をたたいて吐き出させようとしたりするなどの行為をすることがありますが、これはとても危険な行為です。飲み込んだ種類によっては水を含むことで膨張をして腸閉塞を起こすリスクだけでなく、水と化学反応を起こすことで高熱や化学物質を発生させる危険性もあります。さらに無理に吐き出させると、尖ったものであった場合には問題がなかった部分を傷つけたり、肺の中に入って呼吸器に障害を負わせてしまったりといった二次被害を起こす可能性もあります。
そのため犬が誤飲をした時には、基本的に動物病院に任せるしか方法はありません。誤飲をした犬を持ち運び用のキャリーケースに出来るだけ揺らさずにゆっくりと入れて、そのまま動物病院に直行します。獣医師に犬の体調がおかしくなったタイミングや部屋の環境と、何らかの異物を誤飲した可能性があることを伝えてください。

●病院での治療
動物病院ではレントゲン検査を行って内部を調べ、もし原因が発見できれば内視鏡で取り除く手術を行うことになります。中毒ではない場合や臓器の傷がない、もしくは軽傷だった場合には薬を受け取って日帰りで治療が完了します。しかし臓器が傷ついていた場合や中毒を起こしていた場合にはまだ危険な状態なので、投薬による入院治療を行って問題がなければ退院というのが基本的な流れです。
 

愛犬が誤飲をしないように常に環境を整えよう!

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誤飲は犬の命にかかわるリスクがあるため、飼い主さんは愛犬が誤飲をしないように常に生活環境を整えるようにしましょう。犬が誤飲しそうなものを室内に放置しないことはもちろんですが、ものを嚙み切って誤飲を引き起こすといった行為は、ストレスが溜まっているサインです。散歩や多めに遊んであげることでコミュニケーションをとり、ストレスを発散させてあげましょう。また、愛犬になんでも飲み込まないようにしつけをしっかりと行うことも誤飲を防ぐ重要なポイントです。

 

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