犬はなぜ夜鳴きをするの?その理由や原因と飼い主さんができる対処方法

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☆目次☆
1、犬の夜鳴きは異常行動?
2、犬の夜鳴きの理由とその対策
3、病気が原因の犬の夜鳴き
4、犬の夜鳴きは改善できる!しっかりと様子をみてあげよう
犬の夜鳴きは異常行動?
夜の静かな時間帯に、突然犬が鳴きだす「夜鳴き」。騒がしいうえに近所迷惑にもなるので、飼い主さんとしては大変困ってしまう行動ではないでしょうか。ですが、犬は無意味に鳴いているわけではありません。夜鳴きはいわば犬の感情表現であって、おかしな行動ではありません。しかし、夜鳴きが続くと愛犬は睡眠時間が不規則になり、また飼い主さんのほうは愛犬が心配だったり近所迷惑を気にしたりするなど、お互いに大きなストレスを抱えることになります。これは愛犬と飼い主さんのどちらにとっても、幸せなこととはいえないでしょう。犬の夜鳴きの理由とその対策

夜鳴きには多くの場合、きちんと理由があります。そして、理由がわかれば対処や予防の方法がみえてきます。では、犬の夜鳴きにはどんな理由があるのでしょうか。代表的な理由とその対策方法をご紹介します。
●音がする・気配を感じる
犬は聴覚をはじめとする感覚器官がとても優れているため、人では認知できない音や気配を感じることができます。そのため、飼い主さんが気づかない音や気配を感じて夜鳴きをしている場合があります。しかし、外部からの刺激を完全にシャットアウトするのは、なかなか難しいでしょう。音や気配を気にしているようなそぶりがあるなら、毛布や布団などでケージをまるごと包んであげましょう。音や気配が感じにくくなるので、ケージの中で安心して眠れるようになります。
もし、愛犬の性格が警戒心の強いタイプなら「おすわり」や「まて」といった、基本的なトレーニングを繰り返すことも夜鳴きの対策としておすすめです。「おすわり」「まて」といった落ち着いた行動を取らせるしつけを繰り返すことで、音や気配を多少感じても、気持ちを乱さずに過ごせるようになるからです。また、他の犬や人と触れ合う機会を作り、他者の出す音や気配に慣れさせてあげるのも良いでしょう。
●ストレスが蓄積している
「散歩のコースが短くなった」「生活パターンが変化した」「愛犬を構ってあげていない日が続いた」こういった場合に、犬は吠えることでストレスを発散させることがあります。対策はストレスをなくしてあげることです。十分な距離の散歩をし、生活パターンを整え、さらに愛犬と遊んであげる時間を作ってください。もし、天候不順やケガなどで屋外での散歩や遊びが難しいなら、屋内で遊んであげると良いでしょう。遊びは決まった形でなくても構いません。室内を利用した宝探しやかくれんぼなど、遊び方に工夫を凝らしてみることをおすすめします。
●誰かが犬の相手をしている
犬の鳴き声は「人を呼ぶ」という意味もあります。もし、夜に誰かが愛犬の相手をしていると「呼べば遊んでもらえる」「呼べばおやつがもらえる」といった期待感から、夜鳴きをするようになる場合があります。家族の帰宅時間をチェックしてみてください。帰宅が遅くなる人がいる場合、帰宅後の夜間に愛犬の相手をしているかもしれません。また、屋外につないでいる場合、夜中にこっそりごはんをあげている人はいませんか。そういった人がいるなら犬に構う行動をすぐにやめさせ、夜鳴きをしても一切相手にしないようにしましょう。「夜は呼んでも誰も来ない」ということを犬に理解させることが対策になります。
病気が原因の犬の夜鳴き
●認知症認知症は夜鳴きの原因となりやすい病の一つです。認知症はいろいろな感覚情報を曖昧にします。例えば、認知症になることで昼夜の感覚が逆転し、夜に目が覚めてしまい夜鳴きをしてしまうことがあります。
認知症かどうかの判断は簡単ではありません。同じような症状を起こす病気の可能性を1つずつ排除した後に、複数の症状を基準にして判別するのが一般的です。認知症の代表的な症状は、家族や周辺の物がわからなくなる「見当識障害」、遊ばなくなったり散歩を好まなくなったりする「行動性低下」が挙げられます。そのほかにも、トイレ以外の場所での排せつ、食欲低下、徘徊行動などがあります。もし、愛犬の行動がおかしいと感じたら、すぐに獣医師のもとに連れていくようにしましょう。
●視力の低下
老化は認知症以外の病気の原因にもなります。例えば、視力の低下は老化で引き起こされやすい症状です。視力が低下すると、不安から昼夜問わず吠えやすくなります。最も一般的な視力低下の病気は老齢性の白内障です。比較的治療は難しくない病気ですが、手術を要することが珍しくありません。手術は犬にとって大きなストレスとなります。手術が必要な場合は、犬の性質や年齢に応じて判断しましょう。もし、愛犬が高齢で、飼い主さんがそばにいるだけで夜鳴きが改善され、幸せそうに過ごしているなら、手術しないという選択肢もあります。
●さまざまな体の不調
認知症や視力の低下以外にも、体に不調がある場合に犬は夜鳴きをすることがあります。犬の体に触れて痛がるような場所はないでしょうか。他にも、歩き方や呼吸の仕方、あるいは排せつ物に異常はないか確認してみましょう。何か気にかかる点があるなら、獣医師による診察を受けることをおすすめします。
犬の夜鳴きは改善できる!しっかりと様子をみてあげよう

犬の夜鳴きは異常行動ではなく、犬の表現行為の一つです。改善するには鳴いている理由を探ることが大切です。「音や気配」「ストレス」「誰かを呼ぶ癖」などが夜鳴きの代表的な理由です。また、病気が原因で夜鳴きすることもあります。愛犬に体調の変化がないかチェックしましょう。犬は何か伝えたいことがあっても鳴くことしかできません。愛犬と長く幸せな生活ができるように、飼い主さんがしっかりと様子をみてあげてください。