2022-09-02 09:34:00 +0900
愛犬のおしっこの回数が増えた?犬が頻尿になる原因と防ぐための対策 最近、愛犬のおしっこの回数が増えていると思うことはありませんか?加齢によって頻尿になるケースもありますが、急におしっこの回数が増えたという場合は、何かの病気が隠れている可能性があります。今回は、犬が頻尿になる原因や対処法、適切な体調管理の方法についてお伝えします。

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☆目次☆
1、犬が頻尿になる原因と主な症状
2、犬が頻尿になった場合の対処法
3、犬の頻尿を防ぐための心得
4、日頃の適切な体調管理が愛犬の頻尿を防ぐ!

犬が頻尿になる原因と主な症状

犬は年齢や犬種によっておしっこの回数が異なります。体調が良好な犬の一日のおしっこの回数は子犬で約10回、成犬で4回から5回ほどとされています。老犬になると少し頻繁になり、8回ほどが平均的な回数です。犬種別で見るとチワワやマルチーズなどの小型犬は少量のおしっこを何回も行いますが、セントバーナードなどの大型犬は大量のおしっこを数回程度行うのが普通です。頻尿とはおしっこの回数が多い状態を指しますが、食事の際に水をたくさん飲むとそれだけおしっこの回数が多くなるので、一日の回数だけで頻尿と判断することはできません。

犬の頻尿はその多くが内臓疾患によるものです。中でも多いのが膀胱炎で、年齢や犬種、飼育環境を問わず発症します。膀胱炎は尿道から入り込んだ細菌の感染により膀胱が炎症を起こす病気ですが、犬の場合はおしっこをする際に性器が地面や汚れた草などに触れることで細菌に感染するリスクが増大します。特にメスはしゃがんでおしっこをするので、性器が地面などに触れやすく、オスよりも膀胱炎になりやすいと言えるでしょう。膀胱炎になると膀胱の知覚神経が炎症による刺激で過敏になり、少量のおしっこでも尿意を感じるようになります。結果、少量のおしっこを何度も出す頻尿の状態になってしまいます。

成犬や老犬の頻尿は、尿結石が原因のケースも少なくありません。おしっこに含まれるカルシウムやマグネシウムなどの成分が固まった物が尿結石であり、尿道を塞いでしまいます。尿道が狭くなることでおしっこがスムーズに流れなくなり、何度も繰り返しおしっこをする状態に陥ってしまうのです。犬が尿結石を患うのは多くの場合、栄養バランスの偏りが原因です。人間が食べるおやつなど、ドッグフード以外の食べ物を与えると尿結石を患うリスクが増大すると言われています。他にも腎不全や糖尿病、前立腺肥大などの内臓疾患も頻尿の原因ですが、頻尿の症状は「おしっこの量が少ないので何度もおしっこを繰り返す」「尿意はあるがおしっこが出ない」など様々です。
原因である内臓疾患によって症状に違いがあるため、正しい診断に基づいて適切な治療を受けさせる必要があります。
 

犬が頻尿になった場合の対処法

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頻尿を速やかに確認するためには、犬がおしっこを行う回数を把握することが何よりも重要です。食事の内容や運動量、気温などによって水を飲む量やおしっこの回数が変わるので、長期間の観察で平均値を見い出す工夫が求められます。
愛犬に頻尿の疑いがある場合は、速やかに動物病院で検査を受けましょう。犬の頻尿は見た目で判断することが難しく、気づいた時には症状が重篤化していることも珍しくありません。「水をたくさん飲んでいるからおしっこが増えているだけ」とそのまま放置してしまうと、犬の体調を著しく悪化させる可能性があります。頻尿はその多くが内臓疾患の症状なので、重篤化を防ぐためにも動物病院での治療を遅らせてはいけません。

頻尿を引き起こす内臓疾患は、それぞれ適切な治療法が異なります。中には投薬を一生続けるケースもあるので、愛犬の心身に負担をかけないためにも体調管理を徹底するのが飼い主さんの責務です。血液検査や尿検査、レントゲン撮影などの健康診断を定期的に行い、愛犬の体調を健やかに保ちましょう。
 

犬の頻尿を防ぐための心得

頻尿を引き起こす内臓疾患は、特定の犬種で発症しやすい傾向にあります。腎不全はドーベルマンやチャウチャウ、ゴールデンレトリバーなどに起きやすく、糖尿病はプードルやビーグルによく見られます。また、前立腺肥大は去勢を行っていないオス犬が患いやすく、年齢が9歳以上の老犬は約95パーセントの確率で発症すると言われているので注意が必要です。犬種によって頻尿の原因となる特定の内臓疾患を患いやすいこともあるので、頻尿を未然に防ぐためにも、まずは犬種による発症リスクの違いを把握することが大切です。

頻尿は犬の年齢や犬種の他、飼育環境も大きな原因です。栄養の偏りや運動不足、ストレスなどによって愛犬が体調不良に陥り、頻尿を患ってしまうおそれがあります。食事については、カロリーが高いおやつは与えず、栄養バランスが整っているドッグフードを食べさせるようにしましょう。毎日の散歩は適度な運動になるだけでなく、ストレス解消の効果もあります。適度に休憩を挟んで、十分な量の水を飲ませながら散歩をするようにしましょう。また、犬は騒音や振動に敏感なので、大きな音を立てないようにすることも健やかに飼育する工夫と言えます。
 

日頃の適切な体調管理が愛犬の頻尿を防ぐ!

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愛犬が頻尿を患う原因の多くは内臓疾患です。原因となる内臓疾患によって体調不良の程度も異なるので、早期の発見は難しいですが、飼い主さんが日頃から愛犬の体調管理に気を配っていれば発症のリスクを大きく減らすことができます。頻尿になると完治させるのが難しいので、定期的に血液検査や尿検査などを行い、体調の異変を早期に確認できる状態を保つことが肝心です。

 

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