2022-08-05 14:30:00 +0900
愛犬の鼻が乾燥するのは病気のサイン?鼻が乾く原因と家でできる対策 犬の鼻はいつも濡れているという印象を持っている飼い主さんは多く、それだけに愛犬の鼻が乾いていると「何か病気なのでは…」と心配してしまうこともあるでしょう。犬の鼻は周囲の環境やタイミングによっては乾いていることもありますが、確かに鼻の乾燥の裏に病気が隠れていることもあります。今回は、犬の鼻について普段の生活で気を付けるべきポイントを解説します。

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☆目次☆
1、犬の鼻が乾燥する原因とは?
2、犬の鼻が乾燥することで考えられる病気
3、犬の鼻が乾燥している時の対策
4、動物病院へ行くべき判断の目安
5、普段から鼻の乾燥を気にかけておこう!

犬の鼻が乾燥する原因とは?

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そもそもなぜ犬の鼻はいつも濡れているのでしょうか?犬は嗅覚が優れており、人間が感じないような匂いでも正確にキャッチできることはよく知られています。

犬の鼻が濡れているのはこの嗅覚をより鋭敏にするためで、鼻を湿らせることで空気中の匂いの分子がより吸着しやすくなり、よりはっきり匂いを感知できるようになるのです。

犬の鼻が濡れるのは、鼻の奥にある「外側鼻腺」という分泌腺のおかげです。ここからの分泌物によって、鼻を湿らせることができます。

分泌物が十分に出ていないときは、自分で舐めて湿らせることもあります。この分泌物には汗のような役割もあり、体から汗をかくことがない犬が、効率的に体から熱を逃がせるようになっています。


分泌腺のおかげで基本的には濡れていることが多い犬の鼻ですが、生活サイクルに従って乾いているタイミングが存在します。

例えば、眠っているときは匂いを感知する必要がないので、分泌物の量が自然と少なくなります。自分で鼻を舐めることもしないので、結果鼻が乾いた状態になるのです。空気が乾燥していて一時的に乾いた状態になることもあります。


また、人間の肌と同じで、年を取ると代謝が落ちたり分泌物の量が減ることがあり、鼻が乾きやすくなります。乾燥が一時的であったり、理由がはっきりとわかっているときはあまり心配する必要はありません。

しかし乾いている時間が長かったり、頻度が増しているときは病気を疑った方が良いかもしれません。

犬の鼻が乾燥することで考えられる病気

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犬の鼻が乾く症状や病気には、どのようなものがあるのでしょうか。よくあるのが発熱です。感染症や熱中症にかかってしまうと、体の中に熱がこもるので体内の水分が不足します。

その結果、分泌物が十分に出なくなり、鼻が乾燥してしまうのです。感染症や熱中症は放っておくと重篤化する可能性があるため、咳やくしゃみ、下痢などのサインを見落とさないようにすることが大切です。

熱い時期に気を付けたいのが脱水症状で、やはり体内の水分が不足することで分泌物が減少します。運動後に一時的に水分が足りなくなったというのであれば問題ありませんが、脱水症状の裏に病気が隠れていることもあるので注意が必要です。


鼻は皮膚と繋がっているため、皮膚の病気が乾燥に繋がってしまうことがあります。犬の体は毛に覆われているためなかなかわかりづらいですが、かさぶたやかゆみの症状が出たり、炎症が起こったりすることがあります。

脱毛を伴うこともあるので、愛犬の体や仕草などをチェックしてあげましょう。目や鼻のアレルギー症状が乾燥の原因になることもあります。鼻涙管と呼ばれる管が詰まることで鼻に分泌物が流れつかず、乾燥してしまうことがあるのです。

犬の鼻が乾燥している時の対策

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「愛犬の鼻が乾燥しているけれど、どうやら病気ではなさそう」そんなときは環境を整えてあげましょう。まず空気が乾燥していないか確認し、乾燥しているなら加湿器などを使って部屋の湿度を上げるようにします。

老化のせいで慢性的に乾燥しているようなら、保湿クリームなどを塗ってあげるのもおすすめです。乾燥が続くとひび割れてしまうこともあるので、ワセリンや犬の鼻用保湿クリームなどを塗って症状を和らげてあげましょう。

ただし、人間用のクリームや化粧品は、犬にとってよくない成分が入っていることがあるので注意が必要です。鼻に塗ったクリームを犬が舐めてしまい中毒を起こしてしまう危険性もあるので、基本的に使わないようにしましょう。どうしても使いたい場合は、事前に動物病院に相談しましょう。


体の中の水分が不足していることも考えて、しっかり水分を与えることも大切です。水を飲ませるのはもちろんですが、水分の多い食事やドライフードに水をかけるなどの工夫でも水分を補うことができます。

また、体の中に熱がこもっているようなら、冷房の効いた涼しい場所に連れて行ったり、クールマットを活用したりして体温を下げてあげましょう。体調が整えば、自然と水分維持もできるようになります。
 

動物病院へ行くべき判断の目安

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動物病院に連れて行くべきかどうかは、鼻の乾燥以外の症状を見て判断するようにしましょう。元気がない、食欲がない場合は病気が隠れている可能性があるので、できるだけ早く病院に連れて行くようにしましょう。

特に気を付けたいのが、ぐったりしていると同時に激しい下痢や嘔吐、発熱、歯茎が白っぽくなっているという症状が出ているときです。これは脱水のサインなので、一刻も早く動物病院に連れて行く必要があります。

脱水を起こすと全身を巡る血液の量が減り、酸素が行き渡らなくなることから酸欠状態に陥ります。これが重なるとショック症状が起きて最悪の場合死に至ることもあるため、今すぐ行動することが必要です。


緊急性はないものの、アレルギーや皮膚疾患も動物病院の受診が必要です。治療が遅れると完治までに長い期間が必要になるので、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。

犬のかゆみは、自分の体をひっかいたり舐めたり、床や壁にこすりつけるといった仕草で現れます。その他にも脱毛や炎症、毛や皮膚が脂っぽくなる、かさぶたやフケが増えるなど、皮膚疾患にはいろいろな症状があるため愛犬の様子をしっかり見てあげましょう。

普段から鼻の乾燥を気にかけておこう!

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犬の鼻の乾燥には、実は重大な病気や体調不良が隠れている可能性があります。普段から愛犬とコミュニケーションを取り、鼻が乾くタイミングや濡れ具合などを確認する習慣を付けておきましょう。そうすれば、いざ何かあったときにすぐ気付くことができます。鼻の乾燥以外の症状が現れているときは、早めに病院を受診するようにしましょう。

ただし、気になるからと言って愛犬の鼻を頻繁に触ってしまわないように注意しましょう。


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