犬の味覚は人間とどう違う?愛犬の好みを理解して食事を豊かに!

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☆目次☆
1、犬と人間の味覚の違い
2、犬が好む味と食べさせてはいけないもの
3、犬の味覚を刺激して食欲改善に役立てる方法
4、愛犬の味覚を理解して食生活を充実させよう!
犬と人間の味覚の違い

犬によっては、まるで味など気にしないかのように、丸呑みしてしまうくらい食べっぷりのいい子もいます。なんでもおいしそうに食べる姿を見ると、犬には味覚がないのかと勘違いしてしまうこともありますが、実はそうではありません。
犬にも人間と同様に、味を感じる「味蕾(みらい)細胞」が舌の上に備わっていますが、犬と人間ではその数が異なります。犬の舌の上にある味蕾細胞は、人間の5分の1程度とされています。人間ほど味覚に繊細さはないものの、犬も味の違いを感じることができると言うことです。
また、犬と人間では味の感じ方や種類が異なります。様々な研究結果でわかっているのは、犬は「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」の4種類を感じているということです。
お薬だけうまく口から出す子は、お薬の味がわかって出しているのかもしれませんね。
人間はこれらに加えて「旨味」を感じられるので味の広がりが出ますが、犬にはそれがありません。
それでも、塩味に旨味を加えると、犬も塩味をより感じやすくなる効果があるとされています。
犬が好む味と食べさせてはいけないもの

一般的に、犬は甘いものを好む傾向があります。それは、味覚の種類の中でも、甘味を一番感じやすいことが関係しているようです。甘いもの好きというと、甘いお菓子や砂糖がたっぷり入った食べ物をイメージするかもしれませんが、犬の味覚と人間の感覚とでは大きく異なります。
犬は、食材に含まれている糖質を甘味としてとらえることができます。例えば、肉や魚などのアミノ酸が含まれているもの、野菜の中でもキャベツやパプリカ、ニンジン、炭水化物が多く含まれるジャガイモやサツマイモなどにも甘味を感じます。
このように、食材には糖質や塩分などが含まれ、犬に本来備わっている味覚の範囲内で、十分に甘味を堪能できます。そのため、甘いものが好きだからといって砂糖を足したり、人工的な甘味料を加える必要はありません。
ただし、日ごろから糖質を多く含む食事をしている犬は、その他の食材を使うと、物足りなさを感じる場合もあります。
愛犬がいくら欲しがったとしても、食べさせてはいけない食材があることも理解しておきましょう。甘味が含まれているものの中では、チョコレートやココアが挙げられます。
玉ねぎやニンニクなどのネギ類も犬には与えてはいけない食材です。フルーツが好きな犬もいますが、レーズンやナッツ、アボカドなども、食べさせてはいけない食材に入ります。
人間には有用な食材であっても、愛犬の健康を害する成分が入っている可能性があるため注意しましょう。
犬の味覚を刺激して食欲改善に役立てる方法

気候の変化が激しい時期や年齢が高くなった犬は、食欲がなくなったり、食事への食いつきが悪くなることがあります。そんな時は、犬の味覚を刺激するための工夫をしましょう。
犬は、目の前の食べ物がおいしいかどうかを、第一に「におい」、次に「食感」、「味覚」、最後に「温度」の順番で判断するといわれています。
食欲を改善させるには、まず好みのにおいがする食材を加えたり、脂肪分が多い滑らかな食感にするなどの工夫をしてみましょう。今は、お肉やお魚の犬用ふりかけもありますので、トッピングしてみるのも良いですね。
それでも食欲が改善しない場合は、味覚を刺激するようにします。例えば、カボチャやサツマイモ、ニンジンといった甘味を多く含む野菜をご飯に加えてみましょう。
サツマイモなら蒸したものだけでなく干し芋をあげたり、果物が好きな犬にはリンゴやナシ、モモやミカンなどをあげたりするのも良いでしょう。
これらの食材は、細かく刻んだり、煮込んでスープ状にするとより甘味を感じやすくなります。野菜をスープ状に煮込んだ場合は、人肌ほどの温かさにすると香りが出やすいので、さらに食欲増進に効果的です。
愛犬の味覚を理解して食生活を充実させよう!

人間に味覚があるように犬の舌にも味蕾細胞があり、味を認識することができます。ご飯が大好きな愛犬でも、毎日同じ食事では飽きてしまうかもしれません。また、食欲が落ちやすい時期や季節の変わり目など、愛犬の食事が進まなくて心配に思うこともあるでしょう。
そんなときは、無理に食べさせずに食事の改善をしましょう。犬の味覚を理解して、愛犬が食べたくなるように食欲を刺激する工夫が大切です。
ただし、食べないからといってすぐに食材を加えると、「ちょっと食べないフリをしたらおいしくしてくれる」と思ってしまい、どんどん食材を加えなくてはならなくなる場合もあるので、たまにはトッピングしてみる、朝だけトッピングなど色々食事の出し方にも工夫が必要です。
また、食欲が無いと言っても、夏バテやわがままだとまだ様子を見る事ができますが、どこか調子が悪い、内臓に異常があるなども考えられるため、愛犬の様子を観察し、いつもと様子が違う場合にはまず獣医師に相談しましょう。
お店にいると、おやつに関して、色々な反応がありとてもおもしろいです。
ニオイを嗅いだだけで顔を背ける子、毎回なんでも食べる子、一度口に入れてから出して「いらない!」っていう子など・・・。
また、食べ方もそっと食べる子から、手まで食べる勢いで飛びついてくる子まで様々です。
少々お話がずれてしまいましたが、普段から愛犬の好みを知っておく事で、夏バテなどで食欲が減ってしまった時、愛犬の好きな食材をトッピングする用意ができていると安心ですね。
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