2022-03-25 11:54:00 +0900
おすわりは犬のしつけの基本!効果的な教え方とうまくいかない時の対策 愛犬と楽しい生活を送るためには、ある程度のしつけが必要です。最低限のしつけとして、「待て」や「おすわり」「ハウス」といったコマンドは通じるようにしておきたいものです。
なかでも「おすわり」は、どんな犬でもできそうに見えますが、実はそんなに簡単ではありません。今回は「おすわり」の覚えさせ方やうまくしつけられない時の解決法などについて解説します。



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☆目次☆
1、おすわりを覚えさせる目的
2、おすわりを覚えさせる時期
3、おすわりの効果的なしつけ方
4、おすわりの練習が上手くいかないときの対策
5、愛犬におすわりを覚えさせてコミュニケーションを深めよう

おすわりを覚えさせる目的

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犬を飼ったら様々なコマンドを教えて、飼い主さんとコミュニケーションを図れるようしつけなければなりません。おすわりは、あらゆるコマンドの基本です。

おすわりの姿勢は、犬が腰を落として静止状態になり、興奮状態から脱して落ち着いた気持ちで飼い主さんと向かい合えるからです。

おすわりができるようになった犬は、忠誠心が育ち、他の指示も
通りやすくなります。

また、おすわりの指示を聞くようになれば、散歩で外出したときでも他人に吠えかかったり飼い主さんを引きずったりするような迷惑行為を防ぐことができるでしょう。

危険な状況に陥った時も、飼い主さんの指示を冷静に受け入れ、危険を回避できます。そのため、おすわりは犬にとっても覚えておきたい大切なコマンドの一つなのです。
 

おすわりを覚えさせる時期

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しつけはできるだけ早い時期に始めることが好ましいでしょう。犬種によって多少の差がありますが、生まれて3ヶ月くらいからおすわりのトレーニングを開始すると効果的です。

愛犬がすでにおすわり以外のコマンドを覚えている場合には、おすわりを覚えるのは難しくありません。しかし、幼犬におすわりを教える場合はおすわりだけに集中し、他のコマンドまで覚えさせようと欲張らないことが大切です。

おすわりができたからといって、他のコマンドまで一気に教え込もうとすると、犬がトレーニング自体を嫌がるようになってしまうからです。
 

おすわりの効果的なしつけ方

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①愛犬をリードでつなぎ、飼い主さんの手元に引きつけておく

おすわりのトレーニングの重要性を愛犬に理解させるため、愛犬がふざけて逃げ出さないようリードでつなぎ、飼い主さんがしっかりと動きをコントロールすることが大切です。

リードをつなぐと散歩に行くと勘違いしてはしゃぐ愛犬もいますが、トレーニングであることを伝えるため、飼い主さんは外出する時の服装を避けるといった工夫をすると良いでしょう。


②愛犬の大好きなおやつを用意して鼻先に差し出す

まず、愛犬の大好きなおやつを用意します。ただし、トレーニングの前におやつを愛犬に見せてはいけません。おやつを見せてしまうと、おやつが目に入らない限りおすわりをしなくなってしまうのです。
飼い主さんは、手のひらにおやつを握ってげんこつを作り、犬の鼻の前に差し出して匂いを嗅がせます。

嗅覚の鋭い犬は、拳の中に大好きなおやつが入っていることを確認するでしょう。その際に、犬と飼い主さんの視線が合うよう拳の位置を調整します。愛犬は、飼い主さんの目を見ながら拳の匂いを嗅いで指示を待つのです。


③愛犬の頭上に拳を移動する

おやつの匂いを愛犬が確認したら、ゆっくりと拳を愛犬の頭上に移動します。すると愛犬は上を見上げながら自然に腰を下ろすでしょう。お尻が床に着いたら、おやつを与え褒めてあげます。

犬は褒められて興奮するとまた立ち上がってしまうため、興奮しないように静かに褒めてあげましょう。もし立ち上がってしまったら、また拳を愛犬の頭上に上げて腰を下ろすよう促します。


④おすわりの声かけをしながら同じ練習を繰り返す
一連の行為ができるようになったら、拳を鼻先に差し出す段階で「おすわり」と声かけしましょう。

毎回おすわりの声かけをしながら腰を下ろす練習をすれば、おやつを握っていなくても拳を差し出すだけでおすわりができるようになり、やがて声かけだけで指示を理解するようになります。


この時の声かけのコマンドは最初に決めたらずっと同じコマンドにしましょう。

例えば、「おすわり」、「座れ」「SIT(シット)」「座って」など、時々コマンドが違うと愛犬も迷ってしまいます。家族でそれぞれコマンドが違うのもまた、混乱しますので必ずコマンドは1つにしましょう。

ただし、いきなりおやつをあげなくするのではなく、徐々にあげる回数を減らしていきましょう。(もしかしたらもらえるかも?の期待は大事です。)

また、お家の中で完璧でも、屋外や散歩時にできるかどうかはまた別でハードルが上がります。屋外ではたくさんの音やお友達、人がたくさんいることがあるからです。

お家の中で完璧になったら、徐々に屋外でもできるようになると良いでしょう。

お外でも教え方は同じです。もし最初はできなくても決して焦らず、叱らず、短時間で教えていきましょう。
 

おすわりの練習が上手くいかないときの対策

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犬によって性格は様々なので、どんな犬でも上手くしつけられるとは限りません。例えば、おすわりさせようとおやつを握った拳を愛犬の頭上に上げても、顔を上げずに後ずさりしてしまう犬もいます。

その場合は、愛犬を壁の前に座らせて後ずさりできない位置取りをしたり、後ずさりする前にお尻を押さえておいたりする対策が有効です。


また、鼻先におやつを握った手をさし出すと、その匂いに釣られて拳に飛びつく犬もいます。こうした場合は、飛びつけない高い位置に手を上げましょう。

手の中のおやつに夢中になって他のことが目に入らない時は、おやつを握った手を飼い主さんの顔の近くに近付けて、飼い主さんの目と愛犬の目が合うようリードします。アイコンタクトに気付いた犬は、飼い主さんの意図を察しておやつに飛びつくのを止めてくれるでしょう。


なかには、いつもと同じおやつだと魅力を感じない子もいます。トレーニングの時だけもらえるおやつを使ったり、中にはおやつよりも褒められることの方が好きな子もいますので、そういう場合はたくさん褒めましょう。(褒めすぎると集中が途切れる場合もあるので、ほどよく褒めてあげましょう。)
 

愛犬におすわりを覚えさせてコミュニケーションを深めよう

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おすわりのしつけ方は、今回紹介したプロセスに従うと大抵の場合上手くいきます。中にはなかなか覚えてくれない犬もいますが、アイコンタクトを忘れず根気よくトレーニングすればいずれおすわりができるようになるでしょう。

基本のおすわりができるようになれば、他の難しいコマンドにもチャレンジできるようになります。いろいろなコマンドを覚え、愛犬との交流をさらに深められるよう目指しましょう。
 


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