2022-02-22 18:00:00 +0900
犬の涙やけを治したい!主な4つの原因と涙やけの改善方法 特にマルチーズなどの白い毛の犬や、シニア犬の目元が茶色に変色しているのを見たことはありませんか?
この茶色に変色しているところを、「涙やけ」と呼んでいます。
愛犬が涙やけを起こしている場合、目元がいつも湿っていて、時にはニオイもし、なるべくなら涙やけをしないようにしてあげたいですよね。
そこで、今回はこの「涙やけ」の症状や原因、改善方法をご紹介いたします。
ここに記してあることがすべてとは言えませんが、ご参考にしていただけますと幸いです。


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目次
1、犬の涙やけの症状
2、涙やけの4つの主な原因
3、犬の涙やけの改善方法

犬の涙やけの症状

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☆涙やけとは?
何らかの原因で涙が溢れ、目元の毛が赤茶色に変色することをいいます。
ほぼ、毎日のことなので、涙を拭き取らないまま放置することで、実は雑菌が繁殖してしまっており、毛が変色しています。ニオイがするのも雑菌が原因と考えられます。

ただの汚れかな?と思って、目元を拭いたりシャンプー時に洗ってみても落ちない場合はすでに毛が変色しており、涙やけの可能性が高いです。(拭いて簡単に取れるようなら汚れの可能性が高いでしょう。)
 
☆涙やけの症状
目の下の毛が赤茶色に変色。
ひどくなると変色した部分に炎症が起こることもあります。
 
特に、短頭種(お鼻が短い犬種)や大きな目の犬種は涙やけを起こしやすいと言われています。
また、涙やけの他にも目をぶつけたりした時に角膜炎を起こしてしまうこともあるので特に目が大きく、お鼻が短めの子は注意しましょう。

 

涙やけの4つの主な原因

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☆目にゴミやまつ毛が入っている
長毛種や逆まつ毛の犬に多く見られます。
ゴミや毛が目の中に入り、眼球が傷付いてしまうこともあり、角膜炎や結膜炎になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

原因が、目の病気や逆さまつげの場合、治療が必要になりますのでまずは獣医師に相談しましょう。
 
☆鼻涙管に問題がある。(鼻涙管閉塞)
目と鼻をつなぐ管が先天的に細くなっていたり、炎症を起こして鼻涙管が詰まることで、涙があふれてしまいます。
 
☆マイボーム腺機能の異常
瞼(まぶた)の縁にマイボーム腺という油分を分泌する部分があり、この機能が落ちると涙が抑えられなくなります。

マイボーム腺は涙液の油成分を分泌することで、涙液の蒸発を防ぐ役割をしており、感染やマイボーム腺が閉塞してしまうことにより、分泌物が溜まってしまい、炎症を起こすことがあります。
主に、アレルギー体質の犬に発症しやすいとも言われています。

シニアになると、瞼の表面に腫瘍化した突起物ができることがあります。瞼なのでとても気になり、角膜炎の原因にもなりますので、瞼にイボのようなものができたら、獣医師にまず相談しましょう。
 
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☆アレルギー
春先などの特定の時期や、ある食材を食べた後など、同じタイミングでのみ涙やけが悪化する場合はなんらかのアレルギーを疑いましょう。

特に、人間同様花粉の季節には花粉症の症状が出る犬もいます。(涙だけではなく、皮膚に出る子もいますが)

また、食物アレルギーの場合も、特に新しいフードやおやつをあげた時に涙やけがでるようでしたら、成分や添加物等に反応している場合も考えられます。

我が家にいた愛犬も、フードによって涙やけや体臭に変化があったことがあり、フードを変えたら解消されたこともあったので、最近ご飯を変えた途端に目元が茶色になってきた、体臭が強くなってきたなどありましたら、一度ご飯やおやつを変えてみると良いでしょう。

犬の涙やけの改善方法

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☆涙やけの取り除き方
コットンなど清潔な不織布を少し湿らせて、優しく拭き取ります。
長い間、毛が湿っていることで雑菌が繁殖しやすくなるのでこまめに涙を拭き取ってあげましょう。
 
☆涙やけ改善のポイント
・目元の汚れを取り除く
 洗浄液などで目の中のゴミや汚れを取ります。
 今は、専用の洗浄液が売っていますので、そういうものかホウ酸水を作って使用しましょう。

 洗浄液は、正面から目にかけてしまうと怖がる子も多いため、
   かならず頭の後ろの方からやさしくかけてあげてください。

 コットンなどで拭くときも、ゴシゴシ拭くと痛いので、やさしく拭き取ってあげましょう。
 毛が長い犬種は顔まわりの毛をなるべく短く保つと良いかと思います。
 
・食事を改善する
 アレルギーが原因の場合は、フードや食材で涙やけが改善される場合があります。
 低アレルゲン食材やタンパク質が含まれている食材を選びましょう。
 
このように、涙やけの原因は様々なものが考えられます。
まず、食事内容や花粉などの時期を考えてみて特に思い当たるものがあれば改善を、思い当たるものがなければ、早めに動物病院で診てもらいましょう。

written by misato ezura


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