2021-12-24 08:43:00 +0900
犬の息が荒いのは病気?ハアハアという荒い呼吸の原因と対処法 犬は人間と違って皮膚から熱を逃がすことができないため、体内の熱を逃がすためにハアハアといった荒い呼吸を行うことがあります。すぐに元の呼吸に戻るようであれば正常ですが、中には体温調節以外の理由で呼吸に異常が現れている場合もあります。その際は、適切な処置や動物病院への速やかな受診が必要になることもあるので注意が必要です。今回は、犬の呼吸が荒いときの原因とその対処法についてご紹介します。
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☆目次☆
1、犬の呼吸が荒くなる理由
2、注意が必要なパンティング
3、犬の呼吸が荒い時に気をつけるべきこと
4、愛犬の異常な荒い息を見極められるようにしよう

犬の呼吸が荒くなる理由

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犬の呼吸が荒くなる主な原因は、体内の熱を外へ逃がすための体温調節です。人間は体温が上がると汗をかいて体温を下げようとしますが、犬は人間とは異なり、熱を皮膚から汗として発散することができません。その分、口呼吸をすることで体内の熱を下げます。これは自然なことであり、「パンティング」と呼ばれます。

そのため、一時的に呼吸が荒くなったとしても健康であればすぐに収まりますし、涼しいところに連れて行って休ませるなどの処置で落ち着くことも多いです。
基本的には呼吸が荒くなっても心配はいりませんが、中には異常なパンティングもあります。例えば、パンティングが長時間おさまらず苦しそうにしているときや、体温を下げる必要がないのにパンティングが続いている、パンティングのほかに呼吸音に変な音が混ざるといったときはすぐに処置が必要な可能性もありますので、日頃から正常な状態のパンティングを知っておくことが重要です。
 

注意が必要なパンティング

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●ストレスを感じている
異常なパンティングが起こる原因としては様々な理由が考えられますが、なんらかのストレスを感じているときにもパンティングが見られることがあります。パンティングに加えて落ち着かない様子でうろうろしている、周囲を伺っている、しっぽの位置がおかしいなどの状態が見られる場合はストレスを感じている可能性があります。代表的な例として、雷や花火などの大きな音に怖がっていたり、動物病院など苦手な場所に行った時などに見られる症状です。ストレスの原因が解消されたり、今いる場を離れたりすることで正常に戻るでしょう。

●異物を飲み込んでしまった
誤って異物を飲み込んでしまった際に、食道などに異物が詰まってしまうと呼吸困難になり、パンティングのような呼吸になることがあります。事前に何かくわえていなかったか、変に咳き込んだりえずいたりしていないかを注意して観察しましょう。誤飲によるパンティングがおさまらない場合は、早めに動物病院で処置をしてもらいましょう。

●痛みからくるパンティング
怪我や病気でも呼吸が荒くなる場合があります。体の痛みから来る呼吸苦や気管支、肺、心臓などの病気によってもパンティングが引き起こされるためです。怪我や病気が原因の場合はパンティングがおさまらないだけではなく、パンティングに加えてなんらかの異常が見られるケースがほとんどです。通常と異なる部分はないか、痛がる部分はないか、嘔吐下痢など他の症状はないかなど慎重に観察し、速やかに動物病院を受診しましょう。

犬の呼吸が荒い時に気をつけるべきこと

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そもそもパンティングは、犬の体温が高くなったときに体温を下げるためにする行為なので、必要以上に犬の体温を上げてしまうことがないように注意しましょう。人間が平気であっても、犬にとっては過酷な状況である場合もあります。体温調節がうまくいかなければ熱中症になってしまう恐れもあるため、呼吸が荒くなったら涼しいところで休ませたり、水を飲ませたりして体温を下げるようにしましょう。
すぐに回復することもありますが、すでに熱中症になっている場合は、一刻も早く動物病院で診察してもらう必要があります。特に夏場のお出かけやお散歩では、ハアハアという荒い呼吸をいつものことと見過ごさずに十分な注意が必要です。

通常とは異なるパンティングは犬にとって好ましくない事態である場合が少なくありません。何かおかしいと感じたらすぐに動物病院へ受診させるなど、対処をした方が良いでしょう。
 

愛犬の異常な荒い息を見極められるようにしよう

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一般的に、犬の呼吸が荒くなるのは異常ではありません。体内の熱を外へ発散させる正常な行動です。しかし、いつまでも呼吸がおさまらない、パンティングだけではなく他の異常も見られるなどの場合は熱中症や怪我、病気などの可能性も考えられます。普段から愛犬の様子を観察しておき、どのような状態の呼吸が正常でどのような状態になると異常なのかを、見極められるようにしておくことが愛犬の健康を守るためにも大切なことです。

 

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