犬が水を飲んでくれない!原因を知って的確に対処しよう

犬は本来水が好きな動物ですが、何らかの原因によりあまり水を飲んでくれなくなってしまうことがあります。
今回は、犬が水を飲んでくれない時に考えられる原因や対処法について紹介します。
ALPHAICONではドッグウウェアはもちろんのこと、愛犬にぜひ使っていただきたいドッググッズも厳選してご紹介していますのでぜひご活用してください。
☆目次☆
1、犬の1日に必要な水分量
2、犬が水を飲まない原因とは?
3、水を飲んでくれない犬に水を飲ませる方法
4、普段から愛犬の飲水量を把握しよう!
犬の1日に必要な水分量

健康な犬は毎日、体重1キロにつき50~60ml必要だと言われています。
例えば、体重5キロの犬の場合は、一日に250~300mlの水分摂取が必要となります。ただ、この数値はあくまでも目安であり、犬の運動量やその日の気温、食事に含まれる水分量などによって、必要飲水量は変わってきます。
愛犬の平常時の飲水量を把握しておくことで「水分を摂りたがらなくなった」「少ししか飲んでくれない」などの様子の変化を敏感に察知することができます。
犬が水を飲まない原因とは?

●水分量が足りている
1日の水分摂取量は飲み物だけでなく、食事に含まれる量も合計して考えます。そのため、食事から十分な水分を摂っているならば、犬が水を飲む回数や量も減少します。
ドライフードからウェットフードに変えた時などは、1日の水を飲む量が減っていたとしても、すでに水分が足りている可能性が高いです。健康状態に問題がないならば心配はないでしょう。
●ストレス
突然の環境変化などで緊張感が高まると不安や恐怖を感じ、犬の食欲がなくなることがあります。
他にも、水が汚かったり、落ち着かない場所に水飲み器が置いてあったりすると、ストレスを感じて水をあまり飲んでくれなくなってしまうことがあります。
犬が水を飲んでくれない時は、ストレスサインを出していないかこまめに様子を見ることが大切です。
●体調が良くない
犬が水を飲まない、それは水を「飲めない」状況にあることが原因かもしれません。
例えば、骨折や関節炎、外傷により身体のどこかに痛みがあると、水が飲める場所に移動するのもおっくうになり、水を飲まなくなってしまうことがあります。
また、体調不良により、吐き気や胃痛などを感じていたりすると、水を飲む気が失せてしまうこともあります。
体内の水分量が低下すると、脱水や腎不全、便秘、尿路系の問題などを引き起こし、さらに犬の体調を悪化させる原因になってしまうので注意が必要です。
水を飲んでくれない犬に水を飲ませる方法

●食事からの水分摂取量を増やす
ドライフードはその名の通り水分量が少なく、水分含有量が10%程度となっています。水を飲んでくれないならば、ドライフードを水でふやかしたり、水分含有量が75%程度あるウェットフードを与えたりするのがおすすめです。
ウェットフードは香りが強いものが多いので、犬の食いつきを良くする効果も期待できます。
また、お肉入りのスープやヤギミルクなど、少しいつもと変わった味にしても良いかもしれません。ただし、あげすぎはかえって良くないので適量あげるようにしましょう。
特に夏場は脱水症状や熱中症の危険もありますので、注意が必要です。
水を飲んでくれないことに加えて、食事も食べないという反応を見せた時は、病気の可能性があるので、早めに動物病院を受診することも検討しましょう。
●水の与え方を工夫する
老犬になると、筋力の低下などにより、水を飲みに行くという行動そのものに消極的になってしまうこともあります。水飲み場を増やすなど、愛犬がいつでも水分補給ができる環境を整えることで、水分を小まめに摂取してもらいやすくなります。
また、愛犬が流水が好きなら、水が流れるタイプの給水器を使うという方法も効果的です。循環式自動給水器であれば、常に新鮮な水を与えることができるため、健康維持にも繋がるでしょう。
●犬のストレスを取り除く
犬も人間と同様、ストレスが余計にかかったり心が傷ついたりすると、精神的な病気を発症し、食欲不振になってしまうことがあります。
犬が水を飲まなくなってしまった場合は、何らかのストレスを感じていないか確認しましょう。
そして、ストレスがたまっているならば、スキンシップの時間を多くとるようにしたり、飼育環境を整えたり、運動や食事の内容が愛犬に合っているのかどうかなどを見直すことが大切です。
普段から愛犬の飲水量を把握しよう!

いつもより水を飲まないかどうか判断するためには、愛犬が1日にどれくらい水を飲んでいるのかを事前に把握しておく必要があります。
目盛りがついた水飲み器ならば、1日にどれくらい水を飲んだのか一目瞭然です。そして、明らかに愛犬の水を飲む量が減っている場合は、さまざまな健康トラブルの要因になりかねないので、早めに対処するようにしましょう。
関連記事:犬は室内でも脱水症状になる!?犬の脱水症状の原因と水分補給のコツ(字の上でクリック
!)