2021-11-19 11:00:00 +0900
犬は室内でも脱水症状になる!?犬の脱水症状の原因と水分補給のコツ 犬は非常に脱水症状に陥りやすい動物だと言われています。脱水症状は暑い真夏に、外にいるときだけ起きるものではありません。エアコンの効いた室内でも脱水症状になる危険性があります。脱水状態を放置すると、熱中症のほか、腎臓や膀胱といった泌尿器系の疾病を引き起こすおそれがあります。今回は、犬の脱水症状の原因とその対処法について解説します。


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☆目次☆
1、犬は脱水症状を起こしやすい動物
2、犬の脱水症状の原因
3、犬の脱水症状の改善方法
4、日頃から愛犬の水分補給を心がけましょう!

犬は脱水症状を起こしやすい動物

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犬は汗腺が少なく、人間のように汗をかいて体温調節することができません。その代わりに、舌を出し口呼吸して熱を放出しているのです。暑い夏場などは、それだけでは体温を下げられないため、大量の水を飲むことによって体温を調節します。

犬が水を飲むのは喉が渇いて水分補給を欲しているからではなく、体温が上がっているからなのです。したがって、エアコンの効いた涼しい部屋に長時間居ると体温調節をしなくても済み、犬は水分を求めません。


しかし、体温調節が不要なだけで、実際には体内の水分が不足していることも少なくありません。こうした時に、犬が脱水症状を起こしてしまうのです。犬は喉の渇きを感じにくい動物だと言えるでしょう。
 

犬の脱水症状の原因

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●下痢や嘔吐による脱水症状
犬は下痢や嘔吐により体内の水分が失われ、脱水症状を起こすことが多いです。下痢や嘔吐の原因は、ストレスやドッグフードの変更など、様々なものが考えられます。ただし、多くの場合は一時的なもので、リラックスさせたりドッグフードを元に戻したりすれば数日で治るでしょう。

●病気による脱水症状
食事やストレスを改善しても下痢や嘔吐が治まらない場合は、病気が原因の可能性もあります。まずは食中毒や食物アレルギーなどドッグフードに異常やアレルギー源となる原料がないかを調べましょう。

このほか、下痢や嘔吐を引き起こす消化器系の疾患として、感染性腸疾患や炎症性腸疾患をはじめ、消化管腫瘍や腸閉塞なども疑われます。


また、腎臓病が原因となることもあります。腎臓に異常があると、老廃物だけでなく犬の身体に必要な水分まで排出してしまうことから、脱水症状に陥るのです。

その他、下痢や嘔吐は糖尿病によっても起こります。糖尿病の犬は尿中の糖分とともに多量の水分を排出して、脱水症状になります。
 

犬の脱水症状の改善方法

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病気以外の原因の場合は、普段の生活を変えるだけで犬の脱水症状を改善できる方法がいくつかあります。

●ドライフードからウェットフードに替える
ドッグフードとして、保存性の高いドライフードを購入している飼い主さんも多いでしょう。しかし、ドライフードだけでは水分が足りないことから、脱水症状の原因となりかねません。そこで、水分の多いウェットフードに替えると、愛犬の水分不足を解消できます。

少し加熱して温かい状態で出してあげれば、香りが出てさらに愛犬が食べやすくなります。ウェットフードがない場合は、ドライフードにお湯や犬用スープなどでふやかしてから、柔らかくして与えても良いでしょう。

 
●スポーツドリンクを飲ませてみる
いつも飲ませるのは甘いので良くないですが、脱水を起こしていたり熱中症など緊急で水分を取る必要がある時には、犬用のスポーツドリンクまたはうすめた人間用のスポーツドリンクを与えましょう。

ただし、犬用・人間用ともに糖分が多いのと、人間用だとなかには犬に危険と言われるキシリトール入りのもあります。人間用を飲ませる場合は犬には良くない成分が入っていないか確認してから飲ませましょう。


●水分の多いフルーツを与える
ウェットフードや冷水スポーツドリンクに良い反応を示さない犬には、フルーツを試してみましょう。フルーツの中でもスイカは大好物とする犬が多く、野菜のキュウリやトマトなども喜んで食べます。

フルーツは比較的アレルギー反応を起こす可能性が少ないと言われていますが、ぶどうは犬の身体に悪影響を及ぼすため与えないようにしましょう。


また、プルーンやいちじくも犬には悪影響を与えます。フルーツを与える前に、犬が食べても大丈夫なのか確認してから与えましょう。
※糖分が多いフルーツも、与えすぎには注意しましょう。

日頃から愛犬の水分補給を心がけましょう!

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愛犬が脱水症状に陥っても、初期段階では気づくことは難しいでしょう。簡単に犬の脱水症状をチェックするために、後頭部側の首の皮をつまみ、右回りにねじるという方法があります。

皮をねじった後すぐに元の状態に戻るなら脱水症状の兆候がなく、なかなか元に戻らない場合は脱水症状が疑われます。首の皮の戻り具合が悪い場合は、紹介した方法で水分補給を試してみてください。

脱水症状を重症化させないためにも、普段からこまめな水分補給を心がけましょう。


※皮膚をねじる時は軽く、にしましょう。いきなり皮膚をつかむとびっくりしてしまうので注意が必要です。
※脱水が心配で、水分を与えてすぎてしまうと逆に「水中毒」という症状が出る場合があります。 季節や愛犬の様子によって、適量を見極めてあげられると良いですね。


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