犬に歯石ができる原因とは?放置すると危険な歯石の予防法

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☆目次☆
1、犬に歯石ができる原因
2、歯石を放置することで引き起こされる病気
3、犬の歯石を除去する方法
4、自宅でできる犬の歯石予防法
5、愛犬に歯石を見つけたらすぐに対処を!
犬に歯石ができる原因

犬に歯石ができる一番の原因は、歯垢が残っていることです。歯垢とは口の中の細菌や水分などの成分が集まって形成される白くネバネバしたもので、歯の表面や隙間などにたまります。
この歯垢は毎日の歯磨きなどできれいに除去できていれば問題はないのですが、放置してしまうと唾液の中に含まれるカルシウムが付着し、固まってしまいます。
この固まったものが歯石です。一度固まってしまった歯石は、歯磨きでは落とすことができないため、動物病院などで取ってもらわなければなりません。
さらに、歯石を放置してしまうと、病気などのリスクがあるので要注意です。
歯石を放置することで引き起こされる病気

歯石をただの石や汚れと思って放置してしまうと、愛犬の身に危険が及ぶ可能性があるので注意が必要です。
歯石を放置することによる症状のひとつが「歯肉炎」です。歯肉炎とは歯茎が腫れたり出血したりする症状で、口臭の原因にもなります。
歯肉炎を放置してさらに進行すると、今度は「歯周病」という段階に進みます。
歯周病は歯肉炎よりもさらに症状が重く、歯を支えるための歯根膜や歯槽管が破壊され、歯茎の中に膿がたまったり、顔が腫れたりするなどの症状を引き起こします。
ここまで症状が悪化してしまうと、歯周ポケットから細菌が侵入しやすくなります。侵入した細菌は血管を通じて全身を巡り、心臓病や腎臓病などさらに重い病気につながってしまいます。
このように歯石は放置するととても危険なので、愛犬に歯石がたまっているのを確認したら、すぐにでも除去することをおすすめします。
このように歯石は放置するととても危険なので、愛犬に歯石がたまっているのを確認したら、すぐにでも除去することをおすすめします。
犬の歯石を除去する方法

一度、歯石ができてしまったら、歯ブラシなどでは除去できないので、動物病院などに依頼して歯石を取り除いてもらいましょう。
動物病院で一般的に行われているのは、全身麻酔による歯石の除去です。なぜ全身麻酔が必要なのかというと、万が一施術中に犬が暴れてしまった場合に、歯茎や口の中を傷つけてしまう恐れがあるからです。
全身麻酔による施術の前には、レントゲン撮影や血液検査などを行い、歯肉炎や歯周病などの進行状況を確認します。
なかには麻酔なしで施術するクリニックもありますが、歯茎や口腔内に傷をつけてしまい、細菌感染を起こす恐れがあるので、施術前にどのような方法で行うかをきちんと説明をしてもらいましょう。
自宅でできる犬の歯石予防法

歯石を予防する一番の方法は、こまめに歯ブラシなどをしてあげて、歯垢がたまらないようにすることです。特に歯の間に食べカスなどが残っていると細菌が繁殖しやすくなって、歯垢がたまる原因になります。
歯の隙間にたまった歯垢が歯石に変わるまで、だいたい3日から5日とされています。愛犬を歯石から守るためには、ブラッシングなどこまめなケアが必要です。
歯磨きは、できれば子犬の頃から少しずつ慣らせていきましょう。まずは指にはめる形状のブラシや布で磨き、最終段階で歯ブラシできちんと磨けるようになるとよいですね。
最初から、歯ブラシで歯を磨いても嫌がらない子は嫌がらないので、愛犬の様子を見ながら、歯磨きができると良いかと思います。
これができるようになると、例えば病院に行った時、口の中の診察がしやすくなります。トレーニングという観点でも歯磨きはオススメです。
愛犬に歯石を見つけたらすぐに対処を!

犬の歯石は放置してしまうと歯肉炎や歯周病にとどまらず、最悪なケースだと心臓病などの重い病気に発展してしまう恐れがあります。ただの汚れだと放置せずに、早めに対処をしましょう。
飼い主さんが自宅で犬の歯石を除去できるアイテムも販売されていますが、犬の口内を傷をつける恐れがあるのであまりおすすめしません。歯石を除去する際には、専門の動物病院などに相談してみましょう。