犬が自分の足を噛むのはなぜ?足を噛む原因と病院受診の目安

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☆目次☆
1、犬が足を噛む原因①:ストレス
2、犬が足を噛む原因②:足の疾患やケガ
3、犬が足を噛む原因③:病気の可能性
4、原因別の対策と病院を受診するべき症状
5、愛犬を観察して足を噛む原因を見極めよう!
犬が足を噛む原因①:ストレス

犬が足をかむ原因の1つはストレスと言われています。散歩ができず運動が不十分だったり、飼い主さんの興味が他に移ってしまいかまってもらえなかったりするなど、生活の中の何かが犬にストレスを与えている可能性があります。
また、犬が安心してゆっくりと休むことができない環境に置かれている場合でも、ストレスを感じ、足を噛むことがあります。はじめは身近なおもちゃなどを壊す行為から始まり、やがては家具などに及び、それでも解消できないと自分を傷つける自傷行為として足を噛むようになります。
犬が足を噛む原因②:足の疾患やケガ

皮膚の疾患やケガも足を噛む原因です。感染症やアトピー、散歩のときに触れた植物にかぶれる、ダニなどの虫に刺されることで皮膚が炎症を起こし、痒みがあることが考えられます。ほかにも骨折や打撲、爪が折れたり、肉球にトゲが刺さったりしてケガをしていた場合に、足を噛むことがあります。足に違和感があるため、噛んだり舐めたりすることで我慢しようとしているのです。
犬が足を噛む原因③:病気の可能性

犬が足を噛むのは、外部の疾患だけでなく病気が原因となる場合もあります。神経にマヒが生じる椎間板ヘルニアや頸部脊髄の損傷、血栓塞栓症などが原因となって足にしびれを感じると、犬は足を舐めたり噛んだりするようになります。
腰椎の椎間板ヘルニアでは後ろ足が、頸部脊髄の損傷では前足がマヒします。血栓塞栓症は心臓病や高脂血症などの持病を抱える犬に多く見られ、血管の中でできた血の塊である血栓が前足や後ろ足の血管に詰まってマヒが生じ、自分の体と認識できなくなって噛んだり舐めたりします。
一見関係のない腰の痛みや心臓の病気がきっかけで犬が足を噛んでいる場合もあるので、足を噛む行為以外にも体調に変化がないか注意して観察しましょう。
原因別の対策と病院を受診するべき症状

まずは足そのものに問題がないか、足をよく観察しましょう。トゲが刺さっていないか、かぶれなどの炎症がないか、足を庇って歩く様子はないかなどを確認し、外傷やケガが疑われる場合には病院を受診しましょう。
ストレスが原因で犬が足を噛んでいるときは、犬の生活環境を見直して何がストレスになっているかを特定しましょう。運動不足の場合には適度な運動をさせ、足に支障がなければ散歩の時間を長くするのも有効です。シニア犬など体を動かすことが困難な場合には、マッサージやブラッシングなどのスキンシップで犬と接する時間を増やしてあげると、飼い主さんの愛情が伝わります。
すぐにできる対策としては、犬用の靴下を履かせると良いでしょう。噛む足だけや片方ずつ履かせるなどして、徐々に靴下に慣らしていきます。ただし、今度は靴下を噛むようになってしまうと誤飲の原因となる可能性もあるので、靴下に慣れるまでは犬の様子に注意しておきましょう。
噛むことが原因で犬の前足や後ろ足が真っ赤になっていたり、腫れて毛が抜けている場合には、早めに病院で治療をしましょう。足を引きずる、足が震える、足先が冷たく肉球の色が薄いなどの場合には、足を診てもらうだけでなく血液検査やレントゲン検査など全身の検査が必要かもしれません。放っておくとさらに症状がひどくなるので、早めに病院を受診して隠れている病気がないかチェックすることが必要です。
愛犬を観察して足を噛む原因を見極めよう!

犬が足を噛む原因は様々です。心配のないものもありますがストレスや病気が隠れていることもあるので、犬が足を噛んでいるところを見かけたら、1日に何回ぐらい噛んでいるのか、噛んでいる時間はどれぐらいかを意識して観察しておきましょう。歩きにくそうにしていたら足の裏も調べて、異常があればすぐに病院を受診することが大切です。大切な愛犬を守るためにも、足を噛んでいるのを見かけたら早めに対応しましょう。