ミニチュアダックスフンドを迎える前に知っておきたい性格や飼い方
日本でも常に人気上位の犬種であるダックスフンド、その中でも人気のミニチュアダックスフンドはワンちゃんに詳しくない方でも見かける事が多いと思います。 人懐こく扱いやすいので良い家庭犬となってくれますが、猟犬として活躍していた事から「無駄吠え」「引張り」などしつけに関しての問題を抱える事も多い犬種です。
ミニチュアダックスフンドと楽しく快適に過ごせるよう、特徴や飼育方法などをご紹介します。
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☆目次☆
1、ダックスフンドの特徴
2、ミニチュアダックスフンドの基本的な性格
3、ミニチュアダックスフンドの飼い方
4、ミニチュアダックスフンドを飼うときの注意点
5、まとめ

ダックスフンドの特徴
ダックスフンドは、ジャパンケンネルクラブの2020年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数も約27,000頭と第3位。プードルやチワワに次ぐ日本でも長年の人気犬種です。
■アナグマ猟で活躍した狩猟犬
ダックスフンドという名前は、「ダックス」はドイツ語でアナグマ「フント」は猟犬を意味する言葉が合わさり名前の由来となったと言われています。
獲物である、アナグマ、キツネ、野ウサギの巣穴にもぐり込み追い出す役割を担っていたため、特徴の一つである短い手足がとても役立っていました。胴長で短足なその風貌から、のんびり屋さんのイメージを持つ方も多いかもしれませんが、それは大間違い! 有能な狩りを行うことが出来るハンターなんです。
■見た目の特徴
犬種の中で一番胴が長いとされています。短足で耳は長く、長い尻尾に顔は面長で耳は垂れています。
毛色は様々で150パターンを軽く超えると言われるほどさまざまな種類のカラーが存在しています。レッド、ブラックタン、チョコレートタン、クリーム、ブリンドルやダップルなど珍しい毛色も人気です。
●サイズによる種別
ダックスフンドは大きさによって3種類に分かれます。
1.ダックスフンド(スタンダード):胸囲35cmを超え、体重は約9~12㎏
2.ミニチュア・ダックスフンド:胸囲30〜35cm、体重は約4.5~4.8㎏
3.カニーンヘン・ダックスフンド:胸囲30cm以下、体重は約3.2~3.5㎏
■毛質の種類
スムースコート:滑らかで光沢のある短い毛。比較的お手入れが楽
ロングコート:柔らかくウェーブした毛は長く、抜け毛が多い
ワイアーコート:カールした短い毛が全体に密生。剛毛
ミニチュアダックスフンドの基本的な性格

●基本的な性格
ミニチュアダックスフンドは明るくて温和な性格ですが、好奇心も強く、非常に活発です。賢さもあり、状況を見て判断することができる 順応性も高く、比較的しつけやすい犬種です。
●毛質による性格の違い
ダックスフンドは、毛質によって性格も異なると言われています。
<ロングコート>
日本でもっとも飼育数が多いロングコートは、スパニエル系の血が混ざっているため、落ち着いており温厚でおとなしい性格。
人懐っこく、社会性があるため子どもや他の犬とも友好的に接することができます。
<スムースコート>
最もダックスフンドらしい明るい性格ですが、狩猟犬としての気質を濃く受け継いでいます。好奇心旺盛で活発アクティブな性格ですが、警戒心が強いため吠え癖がつきやすい傾向があります。自己主張が強く、頑固な一面もありますが飲み込みが早く、飼い主に忠実です
<ワイアーコート>
テリア種の血が入っているため、3タイプの中で最も活発でやや気が強い傾向で、頑固な性格と言われています。いたずら好きでしつけが難しく飼い主がしっかりとリーダーシップを取る必要があります。
ミニチュアダックスフンドの飼い方

●お手入れ
・こまめにブラッシングをする
毛の長さにもよるが、週に2〜3回はブラッシングしてあげましょう。特に長毛は抜け毛が多いので、換毛期には毎日ブラッシングが必要 となります。
・体を清潔に保つ
<体>
ダックスフンドは手足が短く、お腹が地面に近いので特にお腹周りの毛が濡れたり、汚れやすいので散歩から帰ったら濡れタオルで体を拭くなど、汚れを落としてあげることが大切です。
<耳>
垂れ耳のため、耳のトラブルも多い犬種です。定期的な耳掃除、臭いなど異常がないかこまめにチェックしましょう。
<歯>
ミニチュアダックスフンドはあごが細長く、歯周病になりやすい犬種でもあります。子犬の頃から歯磨きに慣れさせ、キレイな歯を保ちましょう。
●お散歩
活発な性格なので、遊ぶことが大好きです。元は猟犬なので運動量も多く、1日30分程度はお散歩が必要です。室内でもボールなどで遊んであげると良いでしょう。運動不足でストレスがたまらないよう注意しましょう。
ミニチュアダックスフンドを飼うときの注意点

●飼育環境
・温度管理
手足が短いため、地面からの温度の影響を受けやすい犬種です。部屋の温度だけでなく、お散歩の際の温度管理も大切です。特に夏場のアスファルトなどは、非常に高温になるので散歩などは早朝、夕方以降を心掛けましょう。
・足腰に負担をかけない工夫
フローリングなど床が滑りやすいと、足腰への負担につながります。マットやカーペットを敷いて、負担を軽減させましょう。
手足は短いですが、ジャンプ力は予想以上にあります。怪我の原因となりそうなものは事前にチェックしておきましょう。
●かかりやすい病気
・椎間板ヘルニア
胴が長い体型のため、腰に負担がかかりやすく椎間板ヘルニアが起きやすい犬種です。前足の付け根だけを持って抱っこすると腰に大きな負担がかかるので、抱っこする時は必ず下半身も抱えて持ち上げるましょう。階段や、高い場所から飛び降りることも負担となりますので、気をつけてあげましょう。
・肥満
室内犬は肥満になりがちです。特にミニチュアダックスフンドは太るとさらに足腰に負担がかかり、肥満体型になるとお腹が地面についてしまう事もあります。食いしん坊なダックスフンドも多いので、毎日のカロリーコントロールは重要です。