2020-12-24 17:39:00 +0900
犬の去勢後に気をつけたいこと!愛犬の体と心のケアについて 犬の去勢については、メス犬との交配を予防できるだけでなく、前立腺ガンなどの病気予防や発情期の問題行動を抑制できるといったことから、検討する飼い主さんも多いでしょう。ただ、全身麻酔を伴う去勢手術後は、愛犬の体力も低下して気分もふさぎこみやすくなりがちです。術後、完全に回復するまでには、一般的に1~2週間程は必要です。今回は、愛犬のために家族ができる去勢後のケア方法についてご紹介します。

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☆目次☆
1、犬の去勢後の体のケア
2、犬の去勢後の心のケア
3、こんな時は病院に相談を
4、去勢後の適切なケアで早い回復を目指しましょう!

犬の去勢後の体のケア

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去勢手術は日帰りで行うことが多いです。前日からの食事制限の後に、朝から動物病院で手術が行われ、術後の経過を見つつ問題なければ夕方頃には家に連れて帰ることができます。

<去勢手術直後>

麻酔は大体5~6時間で切れますが、食事や水を与えるのは麻酔の効果が切れてからがよいでしょう。嫌がったり欲しがらなければ無理に与えることはせず、量も普段与えている半分くらいを目安に少しずつ与えるようにしましょう。体には手術で負担がかかっているので、自宅で安静に過ごさせて散歩も控えてください。排泄を外でする習慣がありどうしても連れ出さなければならない場合は、そっと抱っこをして連れ出してあげるなど負担を減らしてあげることが大切です。

<手術翌日から抜糸まで>

手術の翌日から抜糸までの間は獣医師の指示のもと、薬の管理や傷口のケア、そして運動量のコントロールをしてあげることが大切です。麻酔が完全に切れる翌日からは食事を元の量に戻していきます。まだ食べ辛そうにしていたら、ウェットフードに変えるなど様子を見ながら少しずつ食事を調整しましょう。病院の指示によっては薬が処方されることもあるので、決まった時間に適切な量を与えてください。
傷口が完全に塞がるまでしばらくはエリザベスカラーや術後着を活用し、痛みや違和感から犬が傷口を舐なめないように注意しましょう。犬の唾液の中には雑菌が含まれているため、傷口を舐めてしまうと化膿して治りが遅くなることがあります。過度な運動も治りを遅らせるので、散歩をさせるときは興奮させないようにコースや運動量を工夫することが必要です。

<抜糸後>

抜糸後も、傷口の赤みが引くまではエリザベスカラーや術後着を活用しましょう。体を拭いたりシャンプーをしたりするのも傷口の赤みが引くまでは避けましょう。どうしてもニオイや汚れが気になる場合は、傷口を避けて体を拭いてあげるなど、感染を防ぎながら傷口を濡らさないよう十分に注意しながら行ってください。
 

犬の去勢後の心のケア

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去勢手術前や手術後は、なるべく普段通りの態度でリラックスさせてあげることが大切です。愛犬は手術によって体だけでなく、心にも少なからずダメージを負っているはずです。優しく体をさすってあげるなど、積極的にスキンシップをとったり声をかけてあげたりして、心を落ち着けてあげましょう。このとき、過度に甘やかすのではなく、できるだけ普段通りの一貫した態度であることが重要です。家族が普段とあまりに違う態度では、愛犬も戸惑ってしまいます。体調が安定するように興奮させすぎず、そっと傍にいてあげることで愛犬も安心することができるでしょう。

こんな時は病院に相談を

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去勢手術は愛犬はもちろんですが、飼い主さんにとっても初めての体験という方も少なくないでしょう。愛犬が元気になるまでは心配が絶えませんが、体と心への負担から、食事や排せつなどの様子が普段と違うこともありますので、手術直後は心配しすぎないよう心構えをしておきましょう。しかし、手術翌日になって完全に麻酔が切れても食事を全くとらない、排泄ができないなどの様子が見られたときは、動物病院に相談しましょう。
また、回復後にもホルモンの変化などにより食事の量が増えすぎて体重に大きな変化がみられるケースもあります。その場合は、専用の療法食を勧められることもあるので、医師に相談してみましょう。
 

去勢後の適切なケアで早い回復を目指しましょう!

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はじめての去勢手術は愛犬にもその家族にも心配がつきものです。しかし、去勢手術をすると性ホルモンが減るためオスの闘争心や独占欲が和らぎ、よりよい生活をおくることができるようになります。大切な愛犬のためにも、手術前から動物病院にしっかりと手術の説明や術後の対応を聞き、去勢についての理解を深めておきましょう。飼い主さんの適切なケアによって、愛犬の体だけでなく心の負担も減らしてあげることが大切です。

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