犬用ダイエットフードの選び方!正しいフードで健康的に減量しよう

おまけに近年の夏は暑すぎてなかなかお散歩すら行けず、お互い運動不足だわ、なんていう飼い主さんも多いのではないでしょうか?
人と同様、犬も太り過ぎは健康に良くありません。一度体重が増えてしまうとなかなか減らすのは大変・・・、だからといって急にごはんを減らすのはちょっとかわいそう、ですよね。 愛犬にも飼い主さんにも楽しくダイエットできなければ、なかなか長続きは難しいので、ここでは無理なくダイエットをさせるには、というところに焦点をあててお話をしたいと思います。
注:ここではあくまで犬の場合のお話です(笑)
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☆目次☆
1、犬にはスローダイエットがおすすめ
2、犬用ダイエットフードの種類
3、犬用ダイエットフードの正しい選び方
4、少しずつダイエットフードに移行する
犬にはスローダイエットがおすすめ

☆無理なダイエットは禁物
特に肥満犬は健康のためにも早めのダイエットが必要です。
獣医さんやトリマーさん、トレーナーさんなどに「ちょっぴり痩せた方がいいかな・・・」なんて言われたら、つい「ダイエットしなきゃとは思っているんですけどね・・・」と人間もよくある「明日からやる」という言葉がこぼれちゃいますよね。
ここはグッと決心して「今日から愛犬のためにダイエットを考える!」を実行しましょう。
人と同じく、太り過ぎは関節や心臓など、さまざまな弊害を生みます。見た目はぽっちゃりしていてかわいくても、後々病気になって食べたいものも食べられなくなってしまっては本末転倒です。
「ちょっと太ってきたかな」と思ったら、早めに対処が愛犬にも飼い主さんにも負担が少なくて済みます。ただし、特に小型犬には急で過剰なダイエット方法は体への負担が大きい他、大きなストレスとなります。ここはどんな子でもそうですが、無理のない計画的なダイエットを行うのが大切なポイントです。
☆まずは食事を見直す
犬が肥満になる多くの原因は、飼い主さんによる「食事の与えすぎ」です。
フードの裏に記載してある体重に対しての適量を見て、その通りにあげているのにどんどん太ってしまう・・・、という覚えはありませんか?
人も、同じ量のごはんを食べているのに、体型を維持している人、太れずに困っている人、太ってしまう人がいるように、袋の裏の量は、あくまで目安で、その子にとっての適量かというとまた違うことがあります。
どうしても太ってしまう場合、その子にとっては量が多いことが原因となります。
もちろん、運動不足も肥満の原因になりますが、犬のダイエット方法では、運動よりも食事管理が中心となります。
☆太らない食事のポイント
・人間の食べ物を与えない
ここでいう「人間の食べ物」というのは、お菓子や味付けした食材の事をいいます。
犬用おやつはきちんと犬が食べても大丈夫な成分、量で作られています。
人間のおやつや味付けした食材は、どうしても味が濃いので愛犬は喜びます。
しかし、犬にとっては量がオーバーしていることが多く、後々の病気の原因になりかねな
いので、身に覚えがある方は、今すぐ止めましょう。
・フードの量を減らす
先ほども少し触れましたが、市販のドッグフードの裏側に記載されている適正量はあくまでも目安 です。
個体差があるため、必ずしも適正とは限らないのです。
・おやつにも工夫をする
おやつの与えすぎにも注意しましょう。
ただ、「ダイエット中だからおやつはダメ」だと、愛犬も戸惑ってしまいます。
さらには、ほしくて要求吠えをするようになったり、ストレスになってしまったりします。
いきなり減らすのでははく、たとえばクッキーからお肉にするなど低カロリーのものからスター ト、あげる量も、たとえば5cmのジャーキーを一度にあげていたならば、1cmにしたものにするな ど、愛犬にとっては一度の量より回数が多い方が喜ぶので、あげ方も工夫してみましょう。
犬用ダイエットフードの種類

☆減量用
肥満犬が減量するためのダイエットフードがあります。
量を減らすというよりも、フードのカロリーをかなりカットしたものが多いです。
☆適正体重維持用
避妊や去勢した犬など、手術後に太りやすい子達のためのダイエットフードがあります。
減量用よりもカロリーカット率は低いものが多く、避妊、去勢手術後の子にはもちろん、「適正体重だが、日頃の運動量が少ない」子や、「日頃の食欲が旺盛」などの子にもオススメです。
ブランドやメーカーが異なると表記も違うため、用途をよく確認し、今現在食べているフードよりもカロリーが低いか、1日量はどのくらいあげるのか、アレルギーを持っている子に関しては、アレルゲンが混ぜられていないかなどしっかりチェックしましょう。
犬用ダイエットフードの正しい選び方
☆タンパク質がしっかりと摂れるフード
いくらダイエットフードとはいえ、カロリーが低いことだけに注目するのはNGです。
一般的なダイエットフードは、カロリーを下げるために油脂や動物性タンパク質を減らしています。
そのため、毛の艶が無くなってしまったり脂肪ではなく筋肉が落ちてしまう場合があります。
ダイエットに成功したとしても、肝心の健康が損なわれてしまっては本末転倒です。全体のカロリーだけに注目するのではなく、良質のタンパク質が摂れるものを選びましょう。
☆低GI穀物フード
米やじゃがいも、とうもろこしなどは高GI穀物と呼ばれ、血糖値を急激に上昇させます。
何事も、急激というのは良くありません。急激に血糖値が上がると実は痩せにくいのです。
特に糖尿病を患っている犬には高GI穀物は不向きです。(※糖尿病を患っている子の食事療法は獣医さんや専門家にアドバイスをしてもらってください)
カボチャやサツマイモ、ひよこ豆などの低GI穀物を中心に使っているフードがオススメです。
☆食物繊維の多いフード
食欲が旺盛な犬なら食物繊維が多いフードがオススメです。
食物繊維には、水溶性と不溶性があり、水溶性の食物繊維は胃の中で膨張するため、より満腹感が得られます。
水溶性食物繊維の多い食材は、海藻類、ごぼう、果物類です。(果物類の中には、犬が食べられない食材もあるので注意しましょう)
水溶性食物繊維は、腸内細菌に活用されやすく、発酵性が高いものです。腸内細菌が水溶性繊維を発酵すると有用な短鎖脂肪酸が産出されます。結果、血糖値の上昇を抑えることができ、肥満や糖尿病対策をサポートする役割をもっています。(すべての犬に効果があるとは限りません)
だからといって、与えすぎは良くないのと、特に病気がある子は動物病院で獣医さんと相談しながら食事を決めてください。
少しずつダイエットフードに移行する

☆ダイエットフードは少しずつ切り替える
「今日からダイエット!」と決めたら、まずは、今現在あげているフードに少しずつ混ぜてあげましょう。
急にフードを変えると、愛犬が食べてくれなかったり体調を崩したりする場合があります。
また、最初のうちはダイエットフードに切り替えるのではなく、今あげているフードの量を減らし、ヘルシーな食材を混ぜてカロリーを抑え、愛犬が「少なくなった・・・」と感じにくいようにするのもオススメです。
もしそれでもなかなか体重が減らないようでしたら、次の段階でダイエットフードを検討してみましょう。
☆ダイエットにオススメの食材
【鹿肉】
鹿肉は低カロリーで高タンパク質の優秀な食材です。
良質な動物性タンパク質が摂れるため、毛の艶が良くなります。
関連記事:愛犬にもシカ肉のジビエを!シカ肉の特徴と犬におすすめの理由(字の上をクリック!)
【ささみ】
低カロリーで高タンパク質の食材です。
お肉なので犬は満腹感もあります。
低カロリー、高タンパクという面では鹿肉よりもカロリーは低く、タンパク質量も多いのですが、「リン」という成分が多いため、カルシウムとのバランスが崩れやすいので、バランスを考えなくてはなりません。
食事制限が無い限り、毎日ささみばかり、というのはオススメしません。
【ゆでた野菜】
にんじんやきゃべつなども好きな子が多いです。
通常、犬には野菜はあまり必要なものではありませんが、「量増し」という面ではおやつやトッピングに使うと良いでしょう。
栄養価的には生の方がおすすめですが、野菜は消化がしにくいため、初めて野菜をあげる場合にはゆでてあげるのが食べやすく、良いかと思います。
人間も「ダイエットしなきゃ・・・」と思うと憂鬱になってしまうのと同じく、愛犬たちもいきなりダイエット食に変わってしまうと気分が落ち込んでしまいます。
「楽しく一緒にダイエットしていく」という気持ちで、フード選びをしてあげたいですね。
なるべく無理なく、本犬が楽しく食べられるよう、色々工夫をしてあげましょう。
まずはおやつから見直し。クッキーばかりあげていたのをお肉や魚中心にしてみていかがでしょうか?
また、飼い主さんが愛犬のためにと思って頑張りすぎてしまうのも、飼い主さん自身だけではなく愛犬にも負担がかかってしまいます。
とにかく、楽しくダイエットを心がけましょう♪
written by misato ezura