犬の鳴き声の意味とは?鳴き方を聞いて愛犬の気持ちを理解しよう!


☆目次☆
1、犬の鳴き声の意味
2、鳴き声の種類と意味
3、鳴き声の中でも”遠吠え”には注意
4、鳴き声から愛犬を理解しよう!
犬の鳴き声の意味

人は、何か物事を訴えようとするときに声を出します。それと同じように、犬も鳴き声や鳴き方によってさまざまな感情表現をしています。愛犬の気持ちを理解することは、飼い主さんにとってとても重要なことです。犬は体調不良やケガをしていても言葉で伝えてくれることはありませんが、鳴き声や鳴き方で飼い主さんに何かを伝えようとしています。
そのため、鳴き声の種類や意味を理解することで、愛犬の気持ちが理解できたり、体調の変化にいち早く気づいてあげられたりと、よりワンちゃんとのコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。
鳴き声の種類と意味

犬の鳴き声にはいくつかのパターンがあり、犬種によってどういう鳴き方をするのかも少しずつ異なります。ここでは「ワンワン」「クゥーン」「キャンキャン」「ウーッ」という典型的な四つの鳴き声について、どんな意味があるのかを理解しましょう。
<ワンワン>
「ワンワン」という鳴き声は犬のもっとも一般的な鳴き方ですが、トーンによって意味が大きく変わります。高いトーンで「ワンワン」と鳴いているときには、喜びや楽しみを示しているのに対し、低いトーンで「ワンワン」と鳴いているときは、警戒や拒否を意味しています。
<クゥーン>
「クゥーン」という鳴き声は飼い主さんに甘えているように感じられますが、力強さによって意味合いが異なります。弱々しく「クゥーン」と鳴いているときは、悲しさや不安を表現しています。逆に力強く「クゥーン、クゥーン」と繰り返し鳴いているときは、何か要求をしているときです。
<キャンキャン>
飛び跳ねながら「キャンキャン」と鳴いている場合は、喜んでいるかおねだりをしています。しかし「キャンキャン」という鳴き声は痛みを訴えるときにも多く発することがあるので、きちんと様子を観察しながら何を訴えているのかを見極めましょう。
<ウーッ>
「ウーッ」という鳴き声は、ほとんどが威嚇か警告の意味を持ちます。ただし、遊んでいるときや焦らされたときなどに興奮して「ウーッ」と鳴くこともあるので、シーンに応じて解釈をするようにしましょう。
鳴き声の中でも”遠吠え”には注意

「ワオーン」という遠吠えは、他の鳴き声よりも大きく響きやすいため近所迷惑になりやすいことから、飼い主さんとしては悩みの種になることが多いでしょう。犬が遠吠えをするのは、もともとオオカミのように群れを成して生活していたため、群れへの合図や縄張りのアピールが目的と言われています。しかし、人間と生活を共にする中で飼いなさられてきた犬が、このような理由で遠吠えすることはあまりありません。
そのため、現代の犬が遠吠えをする理由は、騒音などの外部からの刺激に対するストレスや心身の苦痛が原因になっていると考えられています。例えば、特定の音が鳴ったときやいつも同じタイミングで遠吠えをするようなら外部刺激が原因でしょう。しかし、特に何も外的要因がないのに遠吠えをする場合には、愛犬が何らかの苦痛を感じているかもしれません。体調の変化や普段の様子をしっかりと観察して、愛犬のストレスの原因となっている事象をを考えましょう。