犬アトピー性皮膚炎とは?知っておきたい症状と原因

もっとも一般的な犬のアレルギー性皮膚炎で、主に環境中にあるアレルギーの元、アレルゲンを原因とし、アレルギー反応による症状が皮膚に表れているものをいいます。
愛犬が皮膚炎になると、痒さでゆっくり眠れなくなってしまったり、イライラしたり、愛犬にとってもその様子を見守る飼い主さんにとっても辛いですよね。
今回は、「アトピー性皮膚炎」についてできる限り調べたり獣医師にお聞きした事を紹介します。
飼い主さんの参考に少しでもなれば幸いです。
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☆目次☆
1、犬のアトピー性皮膚炎
2、犬アトピー性皮膚炎の症状
3、犬アトピー性皮膚炎の原因
4、自宅でできる犬アトピー性皮膚炎のケア方法
犬アトピー性皮膚炎とは?

☆一般的な犬の皮膚病の一つ
人間のアトピー性皮膚炎と似ていて、痒みを伴う皮膚病です。
☆犬アトピー性皮膚炎の特徴
ダニや花粉などのアレルゲンに対する過剰な免疫反応によって起こる皮膚炎です。
生まれつきアレルギーを起こしやすい体質で、アレルゲンに対して免疫が過剰に反応してしまい、皮膚に炎症が起こってしまいます。
比較的若い年齢(6ヶ月〜3歳)の内に発症することが多いです。
症状は良くなったり悪くなったりを繰り返し、完治がなかなか難しい皮膚炎です。
発症してしまった後は、アトピーと上手に付き合っていくことが大切になります。
☆犬アトピー性皮膚炎になりやすい犬種
アトピー性皮膚炎は、犬種によって発症率に差があることから遺伝が関与すると言われており、発症しやすい犬種があります。
【犬アトピー性皮膚炎になりやすい犬種】
アイリッシュセッター、ダルメシアン、ウェスティ、ラサ・アプソ、ワイヤー・フォックス・テリア、ボストン・テリア、フレンチブルドッグ、スコティッシュ・テリア、ミニチュア・シュナウザーなどと言われています。
日本では、柴犬もなりやすい犬種のようです。
犬アトピー性皮膚炎の症状
☆主な症状はかゆみ
かゆみから患部を掻いたり、舐めたりしてしまうことで皮膚炎になります。
悪化すると、炎症や脱毛、色素沈着が生じてしまいます。
☆症状が悪化するかゆみのスパイラル
【かゆみ刺激】
舐める・掻きむしる→引っ掻き傷ができる。→炎症→赤みや脱毛、色素沈着が起こる→かゆみ刺激
この流れが悪循環となり、かゆみがどんどん悪化してしまいます。
☆かゆみを表す行動
皮膚炎に悪化する前に、かゆみを表すサインで気づいてあげることが大切です。
皮膚を・・・
・舐める
・噛む
・引っ掻く
・擦り付ける
愛犬がこんな行動をしていたら、体のかゆみのサインです。
☆症状が出やすい部位
耳や顔、足の先(指の間)、脇の下、お腹周り、足や尾の付け根など
長毛種は毛で隠れて皮膚の変化を見つけるのが難しいので、ブラッシングをするときによく皮膚の状態を見てあげると良いですよ。
悪化すると、炎症や脱毛、色素沈着が生じてしまいます。
☆症状が悪化するかゆみのスパイラル
【かゆみ刺激】
舐める・掻きむしる→引っ掻き傷ができる。→炎症→赤みや脱毛、色素沈着が起こる→かゆみ刺激
この流れが悪循環となり、かゆみがどんどん悪化してしまいます。
☆かゆみを表す行動
皮膚炎に悪化する前に、かゆみを表すサインで気づいてあげることが大切です。
皮膚を・・・
・舐める
・噛む
・引っ掻く
・擦り付ける
愛犬がこんな行動をしていたら、体のかゆみのサインです。
☆症状が出やすい部位
耳や顔、足の先(指の間)、脇の下、お腹周り、足や尾の付け根など
長毛種は毛で隠れて皮膚の変化を見つけるのが難しいので、ブラッシングをするときによく皮膚の状態を見てあげると良いですよ。
犬アトピー性皮膚炎の原因

犬アトピー性皮膚炎は、いくつもの要因が重なって発症します。
☆アレルギー体質
アレルゲンに反応しやすい体質の場合、犬アトピー性皮膚炎が発症しやすくなります。
☆皮膚のバリア機能の低下
犬アトピー性皮膚炎のアレルゲンは皮膚から侵入します。
健康な皮膚の場合、皮膚のバリア機能がはたらくため、アレルゲンの分子が侵入する事はありません。しかし、バリア機能が低下してしまっていると、アレルゲンが通過し、アレルギー症状を引き起こします。
☆室内の環境
犬アトピー性皮膚炎の原因は、ダニや花粉であることも少なくありません。ダニや花粉などのアレルゲンが室内に存在していると、犬アトピー性皮膚炎を発症するきっかけになってしまいます。
室内で暮らしているわんちゃんがなんらかのアレルゲンに反応してかゆみを引き起こしている場合、原因となるアレルゲンが特定できれば、症状を緩和できる可能性があります。
一言で「かゆみ」と言っても様々な原因があるため、動物病院できちんと診断してもらう事が重要です。
特に食物アレルギーやノミ・疥癬の規制、細菌やマラセチアなどの真菌などの感染症と間違わないように、愛犬がかゆがり出したらまず、獣医師に診断してもらいましょう。
自宅でできる犬アトピー性皮膚炎のケア方法

☆犬アトピー性皮膚炎の治療法
犬の症状や環境に合わせて、動物病院で治療法を組み合わせる事もあります。
病院で行う主な治療法は「薬物療法」と「減感作療法」になります。
【薬物療法】
飲み薬や塗り薬で、かゆみや皮膚の炎症を抑えて症状をやわらげます。
【減感作療法】
犬アトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲンを少しずつ体に入れる事で、徐々に体をアレルゲンに慣らせ、症状をやわらげる治療法です。
※素人判断は危険です。必ず獣医師の指示に従いましょう。
☆家庭で必要なアレルゲンの除去
犬アトピー性皮膚炎は、病院での治療だけでなく、生活環境のアレルゲンの除去が重要です。部屋の掃除をこまめにするなど、愛犬の皮膚に触れるアレルゲンの量を減らしましょう。
☆アレルゲンを除去する方法
【こまめに洗濯や掃除をする】
犬アトピー性皮膚炎のアレルゲンといわれているものの一つに「ダニ」がいます。アレルゲンとなるダニは、フケやホコリ、カビ、脱毛した後の犬や人間の毛などをエサにしています。
ダニの発生のピークは7〜9月ですが、室内では冬でもエアコンや床暖房など、あたかかい環境になるので、一年中ダニが発生してしまうこともあります。
怖いのは、生きているダニだけではなく、ダニのフンや死骸などもアレルゲンとなること。
よりこまめな掃除が必要ということです。

また、適度に愛犬をシャンプーする事も大切です。(やりすぎはかえって皮膚を傷つけてしまうので、適度に、が大事です。すでに動物病院で診てもらっている場合は、シャンプーの頻度も聞いてみましょう。)
【ダニが多い場所】
布団、じゅうたん、布製ソファー、クッション、犬用ベッド、ぬいぐるみなどが多いとされています。
掃除機でダニや死骸。エサとなるホコリを取り除きましょう。
ぬいぐるみやカーテン、クッションなどの布製品は、こまめに洗濯する事でだいぶ防げます。
※ここでいう「ダニ」とは、お外の草むらなどにいる「マダニ」ではなく、ハウスダストマイト(コナヒョウダニ、ヤケヒョウダニ)などの事をいいます。
犬アトピー性皮膚炎は、一度発症すると完治しにくい皮膚炎と言われています。もともと皮膚が弱かったり、愛犬の親兄弟などに犬アトピー性皮膚炎を発症している子がいるなどの場合は特に、気をつけなければなりません。
室内をキレイに、アレルゲンを少しでも減らす環境にし、犬アトピー性皮膚炎が発症しにくい環境を整えましょう。
環境を整える事で、飼い主さんがハウスダストなどのアレルギーを起こすのを予防する事もできます。
愛犬のためにはもちろん、飼い主さん自身のためにも環境を整える事は大事な事です。
また、ひどくならないうちに、まずは獣医師に見せる事が大切です。
written by misato ezura
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