こんなよだれは要注意!愛犬のよだれは大丈夫?

ですが犬は人間のように話して体の不調を伝えることはできません。
飼い主さんが注意深く日々観察して、何かいつもと違う点はないのか、おかしいところはないのか見ていくことが重要です。
愛犬が日常的にしている「よだれ」。出方やどのようなよだれが出ているのかというのは目で見て分かることなので、どのようなケースのときに注意が必要なのか紹介します!
ぜひ参考にしてみてください。
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☆目次☆
1、正常なよだれはどんな「よだれ」?
2、異常なよだれはどんな「よだれ」?
3、他にも異常なよだれはあるの?
4、よだれで異常を早期発見
正常なよだれはどんな「よだれ」?

唾液は唾液腺から分泌されるもので、唾液が口の外に流れたものをよだれと呼びます。
人間とは成分や役割が異なりますが、唾液が消化の準備のために分泌される点は一緒です。
よだれが出ている量が多くても、異常ではなく正常なことが多々あります。
例えば、食べ物を見たとき。犬は口から胃へ食べ物を送りやすくするために唾液の分泌が増えます。ごはんを前に「待て」がかけられると、水溜りが出来るほどよだれが出てしまうかわいいワンちゃんもいますが、異常ではありません。
また、暑いときもよだれの量は増えます。
人間のように汗をかくことで体温調節のできない犬は、体の熱を放熱させるために口を開けて舌を出して呼吸をします。このときに吐き出した息と一緒に、口の中の唾液が気化するので、体温を下げることができます。
口が開けっ放しになってしまうためよだれが出やすくなるのです。
ただし、あまりにも異常な量のよだれであったり、苦しそうな様子であれば熱中症の可能性もあるので見極めが重要です。
異常なよだれはどんな「よだれ」?

基本的に多量のよだれや泡状になっていたり、血がまざっているようなよだれは、体内で何かしらの異常が起こっている場合が多いです。
よだれの出方でわかる疾患についてですが、まず口内の異常が挙げられます。歯周病や口内炎など、意外と口内の疾患は多く、口内自体に問題がなくてもなんらかの原因で唾液腺が詰まって腫れてしまうこともあります。
口が閉じられず、よだれが出てきてしまう、口臭がきつい、口の周りをしきりに気にする(前足で掻こうとする)などといった症状が見られる場合には、口内の異常が考えられます。
また、消化器系の疾患の恐れがある場合によだれが増えることがあります。胃腸炎や胃捻転など、胃腸に異常があると、唾液の分泌量の増加や嘔吐などの症状が見られます。
膵炎でも唾液の分泌が増加するケースがあるので、よだれの多い状態が長く続いたり、愛犬が吐きたそうにしている、腹部が膨張しているように見えたり、既に嘔吐しているなどの症状が見られる場合は動物病院に相談しましょう。
他にも異常なよだれはあるの?

特に内臓疾患が見当たらないのに唾液の分泌量が増加し、よだれが出てしまうこともあるようです。
ストレス、車酔い、中毒などが原因として挙げられますが、特に誤飲誤食によるよだれの増加は注意が必要です。
場合によっては即刻動物病院への受診が必要になるケースもあるので、そもそも誤飲誤食をしないように、散歩中の誤飲誤食の防止や、犬の届くところに食べてはいけないものを置かないなど、予防のための工夫が大切です。
車に乗っているときによだれが増えてしまう犬も多くいます。
吐き気とともに唾液の分泌が促進されるので、車酔いをしてしまう犬を車に乗せるときには、こまめに休憩を取るなど、酔わなくて済むように対策が必要です。
何をしているときによだれの量が増えるのか、しっかり観察することにより、原因が突き止められることがありますので日ごろから愛犬をよく観察しましょう。
よだれで異常を早期発見

よだれが出ることは犬にとって正常なことです。
ですが、あまりにも量が大量だったり、いつもと違うよだれの感じや、長い期間出続けるなどの場合は、体の異常を知らせているサインかもしれません。
話すことのできない愛犬の体の異変をいち早く見つけるためにも、日ごろからどのような状態が愛犬の「普通」なのかを知っておくことが重要ですね。